母親の南(大竹しのぶ)も亡くなってしまったし、心臓病の少年、圭吾くん(柊木陽太)も感染症のために助けてあげられない…
そんな絶望が重なり医師をやめたくなった志子田(吉沢亮)。
重苦しい展開で見ていて辛かったのですが、圭吾くんはまだ生きることを諦めてなくて…
フジテレビ 月曜21時
「PICU~小児集中治療室~」第10話
主演…吉沢亮
脚本…倉光泰子
演出…平野眞
落ち込んで引きこもってしまった志子田は、アドバイスをもらうため電話してきた稚内の山田先生(イッセー尾形)に会いに稚内まで行きます。
さすが年の功で志子田に何かあったのを察した山田は、志子田に思いを吐き出させ、子どもをあやすように泣き崩れる志子田の頭を抱えてあげます。
イッセー尾形ならではの滋味あふれる演技でした。
山田にもかつて若い頃、医師をやめたくなった時があったのかもしれませんね。だから、よくわかるのでしょう。
そんな志子田のもとへ、悠太(高杉真宙)が圭吾からの手紙を渡すためにやって来ます。
志子田に函館まで会いに来てと書いてあり、2人は車で北海道を大縦断。
病室を訪ねると話せなかった圭吾が話せるようになっていてPICUに戻りたいと切望します。
まだ生きたいと言うのです。
スゴいね、圭吾くん!
生きたいという気力で経口摂取もできるようになっていました。
札幌では、志子田が圭吾くんの感染症が何とかならないかをいろんな医師にお願いしまくったので、医師たちが集まりプロジェクトチームが組まれました。
その中には、植野(安田顕)をPICUから追い出そうとしている渡辺(野間口徹)もいました。
声をかけたらこうして協力してくれることを知り、植野も感銘を受けていましたね。
志子田のまっすぐぶつかる情熱が人を動かしたんでしょう。
しかし、せっかくPICUで圭吾くんの補助心臓の手術という時に、北海道で地震が起き、手術は中断してしまいます。
え~~、ここまで盛り上げといて?
最終回への引っ張りでしょうが、あざとくてちょっと引きました。
今回の評価は…8