今回の冒頭は、麻美(安藤サクラ)がなっち(夏帆)、みーぽん(木南晴夏)、真里(水川あさみ)といつものカラオケボックスでグダグダと話しているところから始まります。
あれっ?以前のようにまた仲良くなれたのか?と思ったら、生まれ変わりの話をしだして、何だか変だぞと思ったら、
人生ラストの5周目に入った麻美少女の夢でした。夢に見るくらい、そうなりたいという願望前ふりですね。
日本テレビ 日曜22時
「ブラッシュアップライフ」第9話
主演…安藤サクラ
脚本…バカリズム
演出…水野格
麻美は5周目、まりりんは6周目、共にこれがラストのやり直し人生。
小学校に入学して再会した時に、指で5と6を作り合図し合うのが印象的でした。
小学生の内からまるで大人の麻美と真里が会話しているかのような口ぶりで、2人そろってパイロットになる計画を立てる姿にもニヤニヤさせられました。
子役2人の安藤、水川を想像させる匂わせ演技が絶妙でした。
さすが何度も繰り返しパイロットになっているだけに、真里が導くパイロットになるための最短コースは実に的確で、テンポよくサクサク描かれました。
合間には、麻美がこれまでやってきたミッションもチョコチョコはさまり、
いつもの成人式後のカラオケも、これが最後なので、思い切り楽しむ2人が切なくもありました。
…で、疎遠のままのなっちとみーぽんと成人式以来久しぶりにカフェで会うシーン。
前回は遠慮して相席して話そうとは言い出せませんでしたが、今回は最後だし勇気を出して誘ってみました。
意外に快諾してくれて、4人で昔を振り返ってのとりとめない話。
なっちとみーぽんは知りませんが、麻美と真里にしてみれば、どんなに長いことかけてかなった会話か…
2人の喜びようが伝わり、感動しました。
初回から度々出てきた雑談シーンがここに来てボディーブローのようにきいてくるとは。
脚本のバカリズムの巧妙に計算された仕掛けに舌を巻きました。
麻美が研究者にならなくても研究はできていたところを見ると、運命には逆らえない感じがしてきましたね。
チラッと出てきた浅野忠信は何者なんでしょうか。飛行機事故にからんでるタイムリーパーなんですかね。
今回の評価は…8