このドラマ、若林(高橋海人)と山里(森本慎太郎)のいつまでを描くのかと思ったら、このドラマが放送中の現在までをやってきました。
つまり、2人を演じる高橋海人、森本慎太郎本人と同じ画面の中で共演という変なことになったわけですが、
これはいささかスタッフのはしゃぎすぎというか、蛇足でしたね。
日本テレビ 日曜22時30分
「だが、情熱はある」最終回
主演…高橋海人、森本慎太郎
脚本…今井太郎
演出…狩山俊輔
南海キャンディーズやオードリーのM-1での漫才の再現も見事でしたが、
最終回で演じた「たりないふたり」の配信によるラストライブの漫才も、実に見事な再現でしたね。
大拍手ものでした。
ちゃんとキャリアを重ねて芸人として成熟した2人による漫才になってました。
感心しましたね。
おまけにクリー・ピーナッツのR-指定役(ドラマではL田雲)の賀屋のラップも、ちょっとびっくりしましたけどね。
いずれにせよ、人間的に足りない部分があり、苦しみもがいてきた2人がここまで来られたことを見届けた感じで、感動的なラストライブでした。
この余韻を残して、連ドラになったのはサラっとやってくれて良かったのに、
高橋海人、森本慎太郎とご対面したり、若林が撮影スタジオに差し入れ持ってきたり、
山里が自分のラジオ番組に森本をゲストに呼んだり、
…と、合成した画面でいろいろ見せてくれたのですが、
いかんせん、魔法がとけたみたいにこの2人が演じた若林と山里なんだよな…と思わされ、私めはちょっとシラけました。
最終回でも、若林は自分はどこに向かっていけばよいか、まだ悩んでいたり、山里も自分は何者になっているのか、つかみかねていたり、
相変わらず悩める2人ではあるのですが、それはずっと続くのでしょうね。
蒼井優は新聞記事の写真だけで、本人写真でしたね(笑)
今回の評価は…蛇足はありましたがラストライブの見事さに免じて…8