春ドラマアカデミー賞、続いては最優秀助演男優賞です。
まずはノミネートした人たちから…
山田涼介
「王様に捧ぐ薬指」
山田涼介お得意の役どころをこれでどうだ!と言わんばかりにフルスペックで演じたハマり役でした。
偽装結婚相手であるヒロインとの表裏ある接し方とか、複雑な恋愛感情になっていくプロセスの顔芸とか、この人ならではのツンデレぶりで、
橋本環奈とのコンビネーションも実に良かったです。
永山瑛太
「あなたがしてくれなくても」
やはり永山瑛太はスゴいですね。
自分本位でクズの自覚が無い夫役を、実にリアルに演じてみせました。
無自覚で妻を苦しめてきた男が、ちょっとずつ見せていく変化を、実に細やかに演じてみせたのは瑛太ならではでしたね。
川原瑛都
「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」
この続編もコタローくんに泣かされましたね。
大人顔負けの気遣いをするコタローの健気さ、両親への一途な思い、無表情な中でそれをにじませる瑛都くんの演技には心打たれるものがありました。
トノサマンのキャラから離れて子どもらしく、ママ~と言いながら泣くシーンは感動ものでした。
岡山天音
「日曜の夜ぐらいは…」
恋愛感情なく女性たちと付き合える、今どきはよくいるタイプの男、みねを、ふんわりとナチュラルに演じました。
絶妙な距離感で接する感じが、彼女たちに癒やしを与え、根っから人の良いいじられキャラを好演しました。
尾美としのり
「日曜の夜ぐらいは…」
生理的な嫌悪感を与えるレベルのイヤ~なヤツを、しれっと自然に演じてしまうところにこの人の凄みがありますね。
そのインパクトがドラマに不穏な影と緊張感を与え続けていました。
なかなかノミネートするチャンスが無い名脇役なので、あえて今回加えておきます。
戸塚純貴
「だが、情熱はある」
お笑いタレントの中でも超個性的なオードリー春日を、顔つきは違えど、それっぽく演じきったのは主演2人や、しずちゃん役の富田望生と並んでお見事でした。
奇人っぽいところのある春日ですが、春日とだから若林はやってこられたというのがよく分かりました。
以上6人の中で最優秀助演男優賞に選んだのは…
戸塚純貴
「だが、情熱はある」
私めはこの人は面白い役者だな~と、ずっと以前から注目していましたが、なかなか役に恵まれず、
このアカデミー賞でも受賞はおろかノミネートもできないことが続きました。
今回、注目を浴びることができて、何より喜ばしかったので、お祝いの気持ちも添えて最優秀としました。
今後の活躍にも期待したいです。