強引な展開ではあったけど…「18/40」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回を見て一番の感想は、深田恭子は元気にはなったみたいだけど、まだ病後のやつれは残っている感じがして、体調が心配ってことでした。




「ルパンの娘」の頃の深田恭子ではもうなくなっているのがちょっと寂しくも感じました。

無理せず最終回まで乗り切ってほしいです。




TBS  火曜22時

「18/40 ~ふたりなら夢も恋も~」第1話


主演…福原遥、深田恭子

脚本…龍居由佳里

演出…福田亮介




キラキラ、スカスカの月9を見たあとに見たせいか、やけに良いドラマだなと感じましたが、





記事を書くにあたり冷静に思い返してみたら結構、強引な展開でしたね(笑)





有栖(福原遥)と瞳子(深田恭子)は、妊娠した有栖が体調不良でうずくまっていたら、レディースクリニックに通院途中の瞳子が見かけて連れて行くという出会いからして偶然でしたが、




その後もたまたま点滴が隣りあったり、

中絶することにした有栖が紹介状を貰ったらその日も瞳子がたまたま居合わせて追いかけてきたり、

有栖が働き始めたアートカフェはたまたま瞳子の会社が手掛けるカフェだったり、




と、2人を結びつけるためにかなり強引な展開にしてるなとは思いました。





ただ、18歳の高校生と39歳のキャリアウーマンという、年齢も立場も違う2人が絆を深めていくというのはオリジナリティがあっていいなと、そこは心ひかれましたね。




大学に入る目前で有栖は妊娠が分かり、相手の康介(八木勇征)は海外に留学してしまい母親(シルビア・グラブ)が出てきて中絶をすすめられる…ってとんでもない目にあうんですが、




そろそろ子どもを作らなきゃと思ったのに子宮内膜症で子どもができにくいと分かった瞳子は…中絶を考えている有栖にこう言います。



「世界中敵に回しても自分の気持ちにウソつかないで。すべてを手に入れなさい。あなたの人生、これからだもんね。頑張って!」




これは、仕事のために結婚や出産を、逆に結婚や出産のために仕事を諦めてきた

世代の女性たちから、これからの女性たちへのエールだなと思いました。

脚本の龍居由佳里のメッセージでもあるでしょうね。




深田恭子は同じこの枠の「初めて恋をした日に読む話」でも評価しましたが、凛とした言葉に力がある女優さんで、この役でもそれが活きてますね。




福原遥は朝ドラ主演の経験を経て、女優としての成長がめざましいですね。

感情表現が豊かに、かつ細やかになってます。




この枠なので恋愛パートは必須のようで、有栖はダンサー志望の大学生、祐馬(鈴鹿央士)と、瞳子は美術品運送ドライバーの息吹(上杉柊平)と恋するようですが、あまりベタな感じになってほしくないですね。

せっかくテーマは良いんですから。




上杉柊平はあまり目立つ役をやってきてないので抜擢ですね。

男くささが貴重で、雰囲気は毎熊克哉のようですね。早速、私めの家内がチェックしておりました(笑)




有栖に影響を与えた亡き母親に美村里江、ちょっと気難しそうな消防士の父親に安田顕。

瞳子の親友でもある有栖を診たレディースクリニック院長に松本若菜。

瞳子の口うるさそうな母親に片平なぎさ。



…と、周りも手堅くいいキャスティングです。

良い作品になってくれればと思います。



今回の評価は…7