普通を求められてきた岡村…「初恋、ざらり」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

今回は岡村(風間俊介)の側からに視点を変えて有紗(小野花梨)との関係性が描かれました。




テレビ東京 金曜24時12分

「初恋、ざらり」第2話


主演…小野花梨、風間俊介

脚本…坪田文

演出…池田千尋




有紗は普通に生きたいけど、軽い知的障害と自閉症があって、それがままならない…



一方、岡村は型破りな兄とは違い、父親(尾美としのり)から枠からはみ出ずに、常に普通であれとしつけられ生きてきました。




その2人の対比が、今回岡村のこれまでが丁寧に描かれたことで鮮やかに浮かび上がりました。




特に象徴的なのが、兄弟で同じ家の絵を描くのでも、兄はユニークな構図で大胆に描き、岡村はきちんと見たままを描きます。




しかし、兄の絵の方が金賞をもらい、岡村の絵はがんばったで賞程度。父親は自慢げに玄関に兄の絵を飾ったのでした。

普通がいいとあれほど言ってたのに…。





有紗に心ひかれてついキスしてしまった岡村は、自分のようなおじさんが…と戸惑いためらい、葛藤します。




一方、岡村を好きになった有紗は、母親(若村麻由美)のヒモみたいな男が、母親の留守にやってきて有紗にいたずらしようとしても、今までと違い拒むことができました。




普通の岡村と普通じゃない有紗の恋は、この先どうなるのでしょう?

人物を丁寧に描こうとする姿勢に好感が持てる作品です。





今回の評価は…8