平安(向井理)の方が何かにつけうわてで、たださえかすみがちな主人公の台場(生田斗真)ですが、
今回から更に公安の理事官の百鬼(高橋克典)や、内閣特務室で君臨していた穴水(片岡鶴太郎)といったうさんくさくて濃いキャラが登場してきたので、
ますます台場の存在感が薄れてきて、ただ悪いヤツをぶっ殺したい乱暴者みたいに見えてきました。
テレビ朝日 金曜23時15分
「警部補ダイマジン」第3話
主演…生田斗真
脚本…徳永友一
演出…三池崇史
台場の見せ場は44の殺し屋、市川(矢柴俊博)が桜庭元議員を殺しに来たのを阻止し、
非常階段で市川をぶん投げて、転げ落とさせるシーンくらいじゃなかったですか?
あと、七夕(土屋太鳳)に犯人と疑われているのを、何とかしろと平安に頼み、そんな態度じゃ~と散々いたぶられるシーンもおかしかったですけどね。
やはり、それよりは向井理演じる平安を見るべきドラマになっていて、
今回も自分に情報交換をもちかけてきた百鬼を疑い、あっさり台場を売ったり、
殺し屋の中野をわざとリリースしてみたり、中野が死ぬことなど何とも思わないクレイジーな冷徹ぶりが見事でした。
ニヤっと笑う顔にゾッとする凄みがあります。何とか父親を探し出し殺したいという執着の凄まじさをうかがわせます。
どうも七夕の存在が邪魔くさいんですが、ま~我慢するしかないですかね。
あと、いろいろ掴んでいながら知らんぷりしている占部(小澤征悦)は何をたくらみ、敵か味方か気になります。
今回の評価は…7