このドラマは九条(松岡茉優)と鵜久森(芦田愛菜)が3年D組の生徒を次々と仲間に引き入れていくんですが、
毎回1人2人では話数が足りませんから、今回は九条と鵜久森が、それぞれ説得し一気に4人も仲間に引き入れました。
日本テレビ 土曜22時
「最高の教師~1年後、私は生徒に■された~」第3話
主演…松岡茉優
脚本…ツバキマサタカ
演出…鈴木勇馬
黒板に「九条里奈を殺害する」と誰かが落書きをし、誰が書いたんだと騒ぎになります。
九条はすぐに工学研究会の眉村(福崎那由他)と日暮(萩原護)だと見破ります。
2人は九条が教室に監視カメラを仕掛けたために居心地悪くなった相楽(加藤清史郎)らが部室である化学研究室をたまり場にしたので、その原因になった九条を排斥したかったからでした。
やり直しでない既に九条が体験した世界では部室を取られてない2人はコンクールに出て賞を取るも、その作品を誰かに壊されてしまっていました。
そんなことになってもいいのか?
現状を変えなくていいのか?
責任は取れないが、共犯にはなれると九条はけしかけます。
勇気を出して眉村は相楽に部室の鍵を返してほしいと頼むと、そんなウザいことを言うなら第二の鵜久森にするぞと恫喝されます。
そんな眉村と日暮に九条は問いかけます。
「あなたたちは人を傷つけるような人と仲良くしたいと思ったことはあるんですか?」
「嫌われるということはそんなに嫌なことですか?」
自分たちはただ何事もなく学校生活を送れれば満足なんだ…と言う彼らに、更にこう言います。
「なんであんな理解もできない人間たちの自由を許さなければいけないんでしょうか?」
そこで九条は共犯になって、教室に仕掛けた監視カメラをすべて部室に移し、部屋を元の状態へと戻してしまいます。
見に来た相楽は次の鵜久森はお前らになるぞと脅しますが、
眉村と日暮はそんな相楽に土下座をし、
ちゃんとハブってください!と逆に懇願します。
自分たちにはやりたいことはあるし、相楽たちと仲良くなりたいと思ったこともない。
だからしっかり無視して関わらないでほしい。
これには相楽も引き下がるしかありませんでした。
無視されても平気だと開き直ったら、そちらの方が強いという逆転の発想でこれは面白かったですね。
ちょっと痛快でした。
一方、鵜久森はいじめグループに利用され、九条を担任からはずす嘆願書に筆頭で名前を使われた優等生の阿久津(藤﨑ゆみあ)と東風谷(當真あみ)に話しかけます。
私はあなたたちと友だちになりたい。
仲良くなりたくもない人たちの言いなりになってつきたくもないウソをつくのはやめようと説得します。
松岡茉優もそうですが、芦田愛菜の説得力ある演技も半端なくて、そりゃ言うこときくわなって感じでした。
2人は嘆願書を撤回。
化学室で一緒に弁当を食べるようになります。
相楽たちは彼らに何かしてこないのか?
九条の映画を撮りたいと言い出した星崎(奥平大兼)には何か魂胆があるのか?
気になります。
今回の評価は…8