余白のある描写が秀逸…「初恋、ざらり」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマで毎回私めが感心するのは、描きすぎずに、視聴者が感じたり考えさせられる余白がちゃんとあることです。




それって昨今のドラマではなかなか無いことなんですよね。




テレビ東京 金曜24時12分

「初恋、ざらり」第5話


主演…小野花梨、風間俊介

脚本…紡麦しゃち、藤沢桜

演出…倉橋龍介




岡村(風間俊介)へつい、自分は知的障害があることを話してしまった有紗(小野花梨)。




そのことで岡村の心が「ざらり」としてしまうさまが今回描かれました。




ま~無理からぬことですよね。

そうと知ったら、無邪気なピュアさや、仕事でミスしても頑張る姿も、今までとは別の見方になってしまうんです。




しかも有紗の同僚たちもそのことを岡村より先に知ってたらしきことも、岡村の心をざわつかせます。




そんな岡村を有紗は見ていて、タバコを吸う回数が増えたという有紗のモノローグにハッとしました。





岡村の動揺が有紗にも痛いほど伝わってしまってるんですね。




小野花梨と風間俊介が実に繊細な演技で2人の揺らぎ具合を描ききっていました。




岡村にシビアに接する有紗の母親役の若村麻由美も「この素晴らしき世界」より

ずっと深い演技をしてますね。




2人はいかに乗り越えていくのか、ハラハラしながら見守りたいと思います。





今回の評価は…8