優しい仲間はずれ…「しずかちゃんとパパ」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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音楽会に誘わなかったことを謝るさくら(木村多江)に「優しい仲間はずれ」でよくあることだと、純介(笑福亭鶴瓶)は気にしないように言います。




障がいのある人に意地悪をするのはごく少数で、大半は気をつかって「優しい仲間はずれ」をしてしまうのかもしれませんね。




それって、される側にとってはどうなんだろうと思ってしまいました。




NHK  火曜22時

「しずかちゃんとバパ」第3話


主演…笑福亭鶴瓶、吉岡里帆

脚本…蛭田直美

演出…茂山佳則





純介に「優しい仲間はずれ」の話をされ、さくらは離婚した夫と暮らしている息子に「毒親」と罵倒されたのを苦にしていましたが、




考えたら息子のために良かれと思ってしたことは、息子にとっては疎ましかったのかもと思い直したようです。




このドラマは健常者と障がい者という描き方でなく、それぞれが相手から学ぶところがあるのが良いなと思います。





自転車のエピソードも良かったですね。

バス路線が廃止になりさくらに会いにいけなくなるのがイヤな純介は、




静(吉岡里帆)に車で送られ、付いてこられるのもイヤで、自転車に乗って行こうとします。





しかし、幼い頃から純介は自転車にうまく乗れず、姉の幸江(戸田恵子)はやらせなかったのだと諦めるように言いますが、




道永(中島裕翔)はやはりユニークな考え方をしており、壁にぶつかったらそれを無理して超えずに別のやり方をすればよいと静に言い、





それをヒントに静はユニークな発想で純介の自転車をより安全にしてあげるのです。





こういう影響の与えあう感じがこのドラマの妙味です。

今回の評価は…8