静が静のままでいてくれて…「しずかちゃんとパパ」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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圭一(中島裕翔)はちょっと変わった青年ですが、ハッとするような良いことを言いますよね。




NHK  火曜22時

「しずかちゃんとパパ」第6話


主演…吉岡里帆、笑福亭鶴瓶

脚本…蛭田直美

演出…茂山佳則




商店街の人たちへのスマートシティ説明会を改めてやることになりますが、純介(笑福亭鶴瓶)は頑なに出ようとはしません。




静(吉岡里帆)といさかいになり、純介は室内で転倒し骨折、入院することに。





家で1人になってしまった静が寂しがっているのでは?と心配して圭一がやってきます。




圭一はインターネットがつながらなくなり困っている母親のもとへ行くはずだったのに、静を優先して来てくれたのです。




すると静は自分が寂しいより圭一の母親が寂しい方がイヤだと言い、「大切な人の大切な人は大切だから」とその理由を語ります。


今回は静からも名言が出ましたね。





そして、カフェぷらむに圭一の同僚で、静の高校の先輩の真琴(藤井美菜)が現れます。真琴はぷらむの主人、梅子(萩尾みどり)の姉の孫でもありました。




真琴いわく、この街もこの店も嫌いらしいです。真琴は居合わせた静にイヤミを

連発。

そこに八木(稲葉友)が来て、言われっぱなしの静に代わりたしなめてくれます。




しかし、真琴はなんでこんなねじれてるんですかね。言葉通りに受け止めるとホントにイヤな女性です。




静は優しい世界にいて羨ましいって言うんです。「優しい世界」ってところに言葉のトゲがありますね。




圭一は静にフォローを入れます。

静は何も悪くない…媚びてないし、あざとくないし、大げさでもうざくも、キモくもない…そう見る側に理由があるんだと言うんです。





静は父親への接し方と同じようにしか他人にも接しられず、その接し方で誤解を招いたりしても、変われずに来てしまったのでした。




そんな静に圭一は、「静が静のままでいてくれてホントに良かった」と語ります。

これは圭一のハッとさせられる名言でしたね。




自分を捻じ曲げてしまった方が楽だったろうに、もしそうしていたら、今の静には出会えなかった、ありがとうって言うんです。

ナイスフォローでしたね。





こういう言葉って狙って言ってたら不快ですけど、圭一はピュアでストレートだから良いんですよね。




真琴に夢は無いのか?と言われたことを気にする静に、夢は必須ではない…圭一は祖父に、夢は探すのではなく、向こうからやってくるものだと教えられたそうです。




必須なのは「法を犯さずに死ぬまで生きること」圭一はプラスして「できる限り自分を有効活用したい」も心がけているようです。





若いのに達観したようなコメントを言う圭一はおじいちゃん子だったんですかね。

この役は中島裕翔の代表作とも言えますね。




純介を見舞って、純介のためだけに説明しようとする圭一。この日のために手話も覚えたのですね。





静は静で、イヤミな真琴と腹を割って話をして、イヤミではなく、本気で静を羨ましく思っていたようです。

勝手にキャラづけしないで、って言ってましたが、だったらもっと言い方があるだろうとは思いましたね。




静は自分が「CODA」と呼ばれるろう者の子で耳が聞こえる人の特徴と同じだと知り、みんなそうなのかとホッとするのも良かったです。




圭一のおかげで、いろんな気づきがあり、成長し変化していく静を微笑ましく見ました。





今回の評価は…8