こちらも2話まとめての記事になります。
これまでは島の人々に影響を受けてきましたが、島で腰をすえて清舟(杉野遥亮)は生きていくことにしたら、
逆に清舟の影響を受けた島の若者たちかが目指すものをそれぞれ見つけ出すという皮肉な展開になりました。
フジテレビ 水曜22時
「ばらかもん」第10話、最終回
主演…杉野遥亮
脚本…金澤達也(10)、阿相クミコ(終)
演出…木下高男(9)、植田康史(終)
第10話は書道家ではなく、島で書道教室の先生になることにした清舟の悪戦苦闘が描かれました。
お坊ちゃんで世事にうとい清舟なので、月謝を1万も取ろうとして、今まで習っていた子もそれならと引け腰に。
そこへマネージメント契約を解消された川藤(中尾明慶)が血相変えてやってきて、なんで書道家をやめるんだと息巻きます。
結局、親友でもある川藤は清舟の思いを理解し、書道教室に人が集まるようになるんですが、川藤が活躍する回ではありましたね。
あとは、料理人を目指すことになった浩志(網啓永)は長崎の料亭に入る話がダメになり落ち込むも、東京の料理専門学校に合格し入ることに。
そもそも清舟から言われた言葉からで、清舟は無意識のうちに影響を与えたんですね。
他にもなる(宮崎莉里沙)は父親とのつながりがもてるようになったし、
父親が酒屋を閉めることになった美和(豊嶋花)はいつか自分が継ぐと決意したし、
珠子(近藤華)は漫画家になるべく作品を投稿することに…。
清舟は島の人々に教えられるだけでなく、導きもしていたという展開がちょっと感動的でした。
最終回のラストは小学校に上がる子がいないので、代わりに新入生ならぬ新先生を祝う式になりました。
用意された大きな半紙に「楽」と大書しました。
このドラマ、主人公の成長と重ね合わせるように杉野遥亮自身の主演俳優としての成長も見られたドラマとなりました。
期待度では、ヤスバの亡くなる回のような泣ける回がもっとあってほしかったんですが…。
夏らしい五島の風景は美しかったし、島の人々の大らかさにも癒やされました。
そして書道家という主人公の設定もユニークで、斬新な作品モ゙見られたのも楽しみではありました。
第10話は…7
最終回は…8