黒龍(國村隼)を本気で怒らせてしまい、個人情報流出を仕向けて、トリリオンゲームはピンチに陥ります。
TBS 金曜22時
「トリリオンゲーム」最終回
主演…目黒蓮
脚本…羽原大介
演出…村尾嘉昭
凜々(福本莉子)は会見を開いて謝罪し社長を退任、黒龍は改めてハル(目黒蓮)、ガク(佐野勇斗)、祁答院(吉川晃司)に持ち株を売るように持ちかけます。
すると、ハルだけが持ち株を売り、ドラゴンバンクに入ると約束しました。
闇落ちしたかのようにトリリオンゲーム社に冷淡に接してくるハルの変容を目黒蓮がうまく演じましたね。
私めは目黒蓮はハルのハッタリかませる感じより、ダークな感じを匂わせる方が芸質に合っている気がします。
単細胞より複雑な役こそできる人だと思うんです。
その可能性を今回ものぞかせてくれました。
結局、ハルは黒龍の悪事をネットに流し、それをもみ消す黒龍を盗撮して、弱みを握るという手段に出ました。
コワモテで迫力ある國村隼と真っ向からの対決でも、一歩も引かないしたたかさを見せたのも立派でした。
このドラマ、「silent」のイメージが強すぎる目黒蓮にまだこんな可能性があると示したのは意義があったと思います。
次はどんな役で主演するか楽しみです。
今回、株を上げたのは佐野勇斗で、この人はまだまだ伸びしろがあり、これからが楽しみだと痛感しました。
荒唐無稽で、そんなバカな…というエピソードもかなりありましたが、リアルなら何でもよいのかというとそうではないので、これは気楽に楽しみました。
最終回の評価は…8