ホームドラマは滅びない…「コタツがない家」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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生田斗真主演の「俺の話は長い」を見た時に、まだまだテレビドラマからホームドラマというジャンルは無くならないという意を強くしました。




時代は変われど、その時代その時代の家族のありようはありますからね。

それを描けばよいんですから。




このドラマは同じ脚本、プロデューサー、演出による作品で「俺の話は長い」にも出演していた小池栄子の主演です。





日本テレビ 水曜22時

「コタツがない家」第1話


主演…小池栄子

脚本…金子茂樹

演出…中島悟




「俺の話は長い」は主人公がダメ男で、それに振り回される家族が描かれましたが、こちらは逆に主人公、万里江(小池栄子)はしっかり者で仕事も家事もこなすカリスマウェディングプランナー。





彼女のまわりには3人のダメ男がいて、夫、悠作(吉岡秀隆)は廃業寸前の売れない漫画家で家でゴロゴロしているぐうたら亭主。


息子、順基(作間龍斗)はアイドルオーディションを受けるも真っ先に不合格、そのショックで不登校に。


父親、達男(小林薫)は妻(高橋惠子)から熟年離婚をされ、マンションも売ってしまい、フラフラしているところを警察に保護され、万里江の家にいさせることに。




こんな3人の面倒を見なければならなくなるホームコメディというわけで、「渡る世間は鬼ばかり」ばりの会話劇が展開されるのは「俺の話は長い」の時と同様です。




オリジナル脚本ですから演じる役者さんに寄せた書けるのが強みで、主人公は小池栄子にピッタリの役。




ダメ亭主役の吉岡秀隆は「三丁目の夕日」のようでもありますが、お得意のダメっぷり。

そして、エリート商社マンだったプライドが高く性格に難ありの父親役の小林薫も悪かろうはずもない厄介なダメっぷり。




そんな百戦錬磨のツワモノたちにまじって、何でもズバズバ言ってしまう息子を演じる作間龍斗の度胸の良さにも感心しました。




「どうする家康」で豊臣秀頼役に抜擢されたのもうなずける注目株です。




万里江の父親をどうするか問題でもめる食卓の長いシーンは4人のキャラが前面に出た出色の会話劇で、今後もこんなシーンが見れたらと楽しみになりました。





今回の評価は…8