頭から冷水ぶっかけられた南雲の秘密…「下剋上球児」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は野球部の監督として本腰を入れ始めた南雲(鈴木亮平)と生徒たちの交流から、




野球学園ドラマものとして王道な展開を歩みはじめ、いい感じになってきたなと思ったら、ラストに頭から冷水をぶっかけられたような南雲の告白がありました。





TBS  日曜21時

「下剋上球児」第2話


主演…鈴木亮平

脚本…奥寺佐渡子

演出…塚原あゆ子





鈴木亮平は役作りが尋常ではないというのはよく知られてますね。

「天皇の料理番」ではホントに死にそうなくらいやせこけたり、

「西郷どん」ではでっぷりした身体になったり…。




体重の増減だけでなく「TOKYO MER」では医師にしか見えないくらい本職さながらのオペの技術を見せたり…





とにかくスゴい人です。

…で、今回も野球は未経験なのに、かなり役作りで練習を積んだようで、野球部監督ぶりが実にハマっています。

こんな人いそうという実在感が見事です。




(南雲の恩師で強豪校の監督をしている賀門役の松平健も、いかにもこんな監督いそうというナイスキャスティングですが…)




南雲は夏の大会までと期間を限定して監督を引き受けます。

犬塚以外はダメダメ部員ばかりなので、目標は低く構えて、楽しくやればいいよという姿勢。




純粋に強いチームにしたい顧問の山住(黒木華)とはそこが違うんですね。

南雲はあまり期待してないわけです。




しかし、賀門の厚意で星葉高校の1年生と練習試合をすることに。

南雲も山住もチームの戦力アップのため勧誘に保留にと努力します。





今回、感動的だったのはヤングケアラーでバイトしないといけない根室を説得し、犬塚から中継ぎするピッチャーにするエピソードで、




経済的に苦しいために軟式のグローブを使っている根室に、南雲が自分が使っていた硬式のグローブを贈るシーンにはグッとしました。




この手のベタなエピソードに私めは弱いもので…。

南雲はいい先生だな~ってなったんですが、その感傷をぶった切るように、南雲が自分は教員免許を持っていないから、迷惑かかる前に監督をやめたいって言い出します。




なんだって〜〜!

偽造してたら犯罪じゃん!




これは切り抜けはするんでしょうが、このドラマ、普通の野球ドラマと違ったものにしたいという意欲は買いますが、やりすぎには気をつけてほしい。





南雲の長男が連れ子やら、元夫がとか、あまりそちらも無理してふくらませないでと思いました。

ちょっと心配です。




今回の評価は…7