どうやら今回から1人ずつフィーチャーしていくようで、今回は椿(松下洸平)がどんな人物かが深堀りされた回でした。
フジテレビ 木曜22時
「いちばんすきな花」第3話
主演…多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠
脚本…生方美久
演出…高野舞
椿は小さい頃、落ち着きがなく、よくしゃべる子だったんですが、「いい子にしてなさい」と母親に言われたために、
いい子でいるようになってしまい、断らないし、怒らない人みたいに周りから思われるようになってしまったのでした。
面白いなと思ったのは、初回で夜々(今田美桜)の働く美容室に来て、夜々に髪を切ってもらう時に、やけに冗舌にしゃべっていたように、
今回もタバコを吸わないのに喫煙所で見知らぬおじさんに、冗舌に思いをぶちまけて話すのでした。
一度きりしか会わない人なら気兼ねなく自分の思いをストレートに話せる…
そんな椿のしみついた習性がちょっと切なくもありました。
ゆくえ(多部未華子)や夜々、紅葉(神尾楓珠)がまた椿の家に集まった時に、椿の元婚約者の純恋(臼田あさ美)が訪ねてきます。
椿でなく他の人がゾロゾロ玄関にやってくるので面食らう純恋や、
2階で遊んでなさい…と子どものように言われて2階に行くふりして、階段で盗み聞きする3人には笑いましたね。
純恋に合掌するのはちょっとやりすぎでしたが…。
こういう笑いのスパイスが散りばめられていますね、このドラマは。
…で、椿はどう思ってるのかを聞きたそうな純恋に対して、椿はお互い好きだったけどそれは身勝手な「好き」で、「両思い」ではなかったと話します。
純恋はその意味がよくわからないようでした。これまでも純恋には椿が言ってることがわからないことはしばしばあったようです。
「友だち」になった3人とはそこが違ったんですね。破談になってむしろ良かったと椿は思えるようになったようです。
しかし、純恋が破談の原因となった相手の男とは、それきりで結婚はおろか、交際もしてないというのは意外でしたね。
4人はLINE交換もしたし、椿の家は部室のように好きな時に来てよい場所になりました。
「部室」って何だか良いですね。
そんな場所があったらいいなと思います。
次回は夜々がフィーチャーされるようですが、今回のラストに登場した母親(斉藤由貴)は毒親の匂いがプンプンしました。
何しろ斉藤由貴ですからね(笑)
今回の評価は…7