私めは、このドラマのシロさん(西島秀俊)やケンジ(内野聖陽)より年上ですので、彼らがこのseason2で向き合うことになるさまざまは、既に経てきたわけですが…
だからこそ、そうだよね、わかる、わかると共感しきりなわけです。
テレビ東京 金曜24時12分
「きのう何食べた?」第7話
主演…西島秀俊、内野聖陽
脚本…安達奈緒子
演出…平田大輔
今回冒頭のシロさんが老眼鏡を買うことになる展開も、まさにわかる、わかるでした。
裸眼で頑張ってきましたが、老眼鏡を借りてかけてみたら、こんなによく見えるのかと驚き、自分も買うことにする。
自分の老いを受け入れる1つの通過儀礼みたいなものですよね。
そして、今回シロさんは大学時代の親友の死が告げられ葬式に足を運びます。
3年も闘病していたようですが、本人の希望で知らされず、亡くなってからの連絡になったようです。
不慮の事故死とかではなく、病気で友人が亡くなるのも、自分の老いを知るきっかけの1つですね。
私めも数年前に親友を亡くしました。
葬式に出たら、もう子どもたちが大きいのに驚いたのもシロさんと一緒でした。
コロナ禍以降、家族葬が増えて、これからは葬式に出ることも少なくなってしまうかもしれません。
旧友と会える場ではあるんですがね。
シロさんは老眼鏡を誕生祝いに買ってもらいますが、ケンジは誕生日なんか、この歳で嬉しくない!と嫌がります。
しかし、シロさんは早くに亡くなる人もいるんだから、誕生日を無事に迎えることを祝なければと諭し、2人で誕生会をやります。
健康でいることが何よりと思えてくるのはやはり歳を重ねてからですからね。
いろいろ考えさせられたり、思い起こさせられたりした回でした。
今回の評価は…8