スーシェフに突きつけられた現実…「フェルマーの料理」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマは岳(高橋文哉)の成長を描きつつも、周りの人物の苦悩もしっかりとフィーチャーして描いていて、



これまで蘭菜(小芝風花)、乾(板垣李光人)と来て、今回はスーシェフの布袋(細田善彦)がなぜ2番手なのかが描かれました。




TBS  金曜22時

「フェルマーの料理」第6話


主演…高橋文哉、志尊淳

脚本…渡辺雄介

演出…大内舞子




ホテルのパーティーメニューを監修することになり、何にするか海(志尊淳)とスーシェフの布袋を除いたキッチンスタッフ全員のコンペで決めることになります。



何を作るか悩む中で、コンペには参加しない布袋がなぜ自分の店を持っていたのに海の下でスーシェフになったのかや、




その店で出していた自慢のスペシャリテはどんな料理だったのかを聞きます。




そして、それがヒントにもなり、岳はコンペの中でもとりわけ独創的なメニューを作り出すのです。




しかし、このコンペには岳に闘争心を植えつけ、自分の後を継ぐほどのシェフに引き上げようという意図とは別にもう1つ意図がありました。




それはスーシェフの布袋に自分はシェフとしての力は蘭菜や岳より下だと思い知らせることでした。




海の2番手のポジションに甘んじてしままた布袋は以前のように、メニューを考えだすこともやめてしまっていました。





激昂して、自分もコンペに参加すると言って作ったのは、かつて自分の店で出していたスペシャリテでした。




その進化形を作った岳にかなうわけもありません。

海は優しさをにじませ、元に戻り自分の店をやってもいいと語りかけます。




今回は布袋役の細田善彦が複雑な感情をシーンに応じて演じ分けていましたし、対する海役の志尊淳も厳しさ、優しさを絶妙に演じ分けていました。見ごたえがありましたね。




まだ料理に向けてピュアで謙虚な岳が、この先どう変容していくのか気になります。




余談ですが、高橋光臣はずっと裸のままなんですかね(笑)




今回の評価は…8