美鳥に影響を与え、与えられた4人…「いちばんすきな花」第8、9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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偶然ですが、このドラマに関しては第8話と第9話が美鳥(田中麗奈)にまつわるエピソードで続いていたので、2話まとめての記事で、丁度よかったです。



フジテレビ  木曜22時

「いちばん好きな花」第8話、 第9話


主演…多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠

脚本…生方美久

演出…高野舞(8)、岩城隆一(9)




この2話を通じて、美鳥はつながりのあった4人それぞれと2人きりで会って話をしていきます。




その会話によって、4人のことも改めて知らなかった部分が明かされたりしましたし、なぜ4人が親しくなれたかもわかりました。




興味深かったのは、お互いに影響を与えたり、与えられたりしていたことで、DVをされていたのか、喧嘩をしたと言ってはいつも包帯や眼帯をしてきた中学時代の美鳥が、




癒されたのは椿の実家の花屋の店先の花で、そんな美鳥を椿少年は家に招き入れ、将棋を教えて一緒にやったりしたのでした。




そこで習った将棋をのちに親戚をたらい回しにされた美鳥は、叔母の家でまだ幼いいとこの夜々に教えたのでした。

そんなつながりがあったとは…




更に、夜々が美鳥の教え方が上手だと褒めたから美鳥は教師になり、塾講師時代に会ったゆくえ(多部未華子)に影響を与え、ゆくえは塾講師になったのです。

なんだか不思議な縁ですね。





こんな家に住めたらいいなと思って美鳥が描いた絵を椿は大事に持っていて、それに似た家を見つけて住むことにしたら、前に住んでいたのが美鳥だったというのも不思議でしたね。

その家に紅葉が訪ねてきたから4人はつながったんですしね。




あと、椿との中学時代も、紅葉(神尾楓珠)との高校教師時代も、ゆくえとの塾講師時代も、いつも美鳥は嫌われていて、それを椿も紅葉もゆくえも意に介してないというのが共通しているのも面白かったです。




美鳥が帰りたいと思えて見つけた家に、今では4人が居心地の良さを見いだして一緒にいる…でもそこに美鳥は加われない…という皮肉。




1対1で向き合うのは苦手な4人と違い、美鳥は2人が良いようで、新たなパートナーを見つけるんでしょうね。




何だか、この8話と9話は美鳥に視点をずらした番外編のようでしたね。




8話、9話どちらも評価は…7