2話まとめて記事にして何とか巻き返したいと思ってますが、なかなか時間がとれず記事更新が依然として遅れており申し訳ありません。
日本テレビ 日曜22時30分
「セクシー田中さん」第7、8話
主演…木南晴夏
脚本…相沢友子
演出…猪股隆一(7)、宮下直之(8)
7話は、朱里(生見愛瑠)が小西(前田公輝)にキレてギクシャクするも、朱里は言いすぎたと反省し、小西ももう朱里のイヤなことはしないと素直に謝り、また元に戻るという流れで、前半はちょっとシビアな感じでした。
しかし、結局進吾(川村壱馬)と会って話した小西は素直に進吾にマウントを取ろうとしたことを認めたり、会社を辞めた進吾に理解を示したり、
チャラチャラしているようで、根は真面目で誠実な小西の人柄がうかがえました。小西自体も朱里との出会いで変化があったようです。
このドラマは人と人との出会いがお互いに影響を与えあう感じが度々描かれて、それが素敵だなと思います。
後半は田中さん(木南晴夏)と笙野(毎熊克哉)のデートで、気合いを入れすぎた田中さんがド派手なメイクで来てしまうコミカルでほのぼのした展開でした。
しかし、スゴいメイクでしたね。
田中さんのまっすぐな不器用さゆえにおふざけにならないのが救いでした。
8話はデート中にケガした笙野のために、田中さんが笙野の家で甲斐甲斐しく世話していると、笙野の母親悦子(市毛良枝)がやって来て…というお話。
いつものスッビンなので田中さんは家政婦さんに間違えられたんですが、笙野のために作ってきた料理をふるまうと、悦子は涙ぐんで喜びます。
人が作ってくれた手料理を食べるなんて久しぶりだというのです。
悦子はモラハラな夫(蛍雪次朗)の言いなりで自由もなく生きてきたんですね。
しかし、病気がわかり、死ぬまでにやり残したことをやっておきたいと、笙野のケガの様子を見に来るついでに、上京してきたんです。
笙野の代わりに田中さんが、悦子のお世話をして東京をめぐることになります。
歌舞伎や宝塚を見たいと言いますが、急にチケットは無く、
おしゃれなレストランでスイーツを食べ、映画を見ます。
朱里にメイクをしてもらい、服を選んでもらった田中さんは見違えるように綺麗になり、悦子は朱里のように田中さんのユニークな魅力の虜になっていきます。
シネコンの多くの映画から悦子に見たい映画を選ばせる時に各映画を色にたとえて、好きな色を言わせるのは田中さんらしかったですね。
その選んだ色のスカーフを、デパートで
見惚れながら買うのを遠慮したのを、あとで買っていたのは、
悦子が田中さんの話したささやかな幸せを実践したのを示していて、田中さんが悦子に影響を与えたことをよくあらわしていました。
朱里がメイクすることで自分が変われたことを田中さんに伝えたくて、大人のメイクを学んでメイクしてあげるのも良い話でした。
小西の友人の妻にコスメをもらう時に、朱里はその妻にメイクで変われたことを聞き、意を強くします。
メイクというごく日常的な行為の奥深さを感じさせる話でしたね。
悦子が死ぬまでにやりたいことを書き並べたのを見てしまった笙野は、孫の顔を見ると書いてあるのでお見合いをすることにします。
これで離脱すると次回は田中さんと三好(安田顕)が急接近するようです。
さてどうなることやら。
7話の評価は…7
8話の評価は…8