最終回まで一貫してテーマをぶれずに描いた作品でした。
テレビ東京 金曜24時12分
「きのう何食べた?」第11話、最終回
主演…西島秀俊、内野聖陽
脚本…安達奈緒子
演出…中江和仁
11話は前半はシロさん(西島秀俊)が、航(磯村勇斗)と小日向(山本耕史)のテニスを見に行ったり、
航、小日向ペアとシロさん、ケンジペアでパンケーキを作ったり、でほのぼのモードでした。
で、この回は面白かったのは後半で、シロさんのスーパー買い物仲間の佳代子(田中美佐子)がスーパーでケンジに会い、そうだろうなと思っても声をかけるのをためらわれて、
シロさんにケンジも連れて佳代子の家に来るように頼み、そこで晴れてご対面となります。
佳代子の夫、冨永(矢柴俊博)もシロさんからいろいろケンジのことは聞いていたので、会えて大層喜び、興味津々にケンジを質問責めにします。
ケンジのことをシロさんはどう外で話しているのかが浮かび上がって興味ぶかかったです。
そして、最終回。
シロさんは両親と2人が入る老人ホームをどこにするかの話から、あなたも老い支度をすべきと諭されます。
もし、シロさんの身に何かあった時に、ちゃんと遺言を書いといて、遺産をケンジに渡るようにしないと…と母親(梶芽衣子)にアドバイスされます、
シロさんはケンジに養子縁組をしておけば、ケンジに遺産を遺せると言いますが、
お金のことより、ずっと自分はシロさんといたいだけ。
養子になったら、もし同性婚を認められた時に、結婚できないのはイヤだと言います。
2人で一緒に居られたらいいなというシンプルなケンジの願いは切なかったし、
自分と違う男とケンジがペアになる日が来てもやむなしと覚悟しているシロさんの思いもジ~んと来ました。
いつまでもいつまでも幸せにと願いたくなるラストでした。
11話、最終回ともに評価は…8