甲子園出場を決めた祝勝会で南雲(鈴木亮平)はスピーチでこう語ります。
「1つだけ言えることは、負けてもそこで終わりじゃない。必ず次がある。次を目指している限り、人は終わらない」
野球に限らずどのスポーツもそうですが、子どもの頃から将来プロ野球選手を目指して野球を始めても、どこかでその道を断念する日が来ます。
高校球児で甲子園に出られるのは限られた人だけですし、多くの球児が野球を続けることを負けた時点で断念します。
TBS 日曜21時
「下剋上球児」最終回
主演…鈴木亮平
脚本…奥寺佐渡子
演出…塚原あゆ子
最終回は越山高校が強敵伊賀商業を接戦の末に倒し、甲子園出場を決めるという展開でした。
3年生にとっては負けたら最後という試合。そう思って見ると、ついハラハラしてしまいました。
決勝戦は大接戦。勝った時はやはり嬉しかったです。最終回まで見たきたわけですから応援はしたくなります。
ただ、試合途中で南雲が生徒たちに、勝ちたくなったから、どんな手段を使っても勝ちたいがいいかと聞くところは、
南雲の無免許問題が頭に浮かんで、ちょっと受け入れがたかったです。
正々堂々と戦うことに徹してきた人が言うなら説得力はありましたが、
あんな事をした人だけに、何だかちょっとイヤでしたね。
生徒にもそんなことさせるのかと…
ルールに則れば姑息な戦い方をしてもいいんだというのは、ちょっとイヤでしたね。なんでわさわざそんなことさせるのかと…。
犬塚(小日向文世)の手術も、何もその日でなくとも…
せっかくなら見せてあげたかったのに…と思いました。
甲子園に行かせるには資金が足りないというのを際立たせたのも、何だかな~でした。
あれ、要りましたか?
最終回も気になる部分はありましたが、爽やかなラストで、冒頭の南雲の言葉を肝に銘じて、生徒1人1人が次を目指している姿が良かったです。
今回の評価は…頑張ってきた生徒たちにおまけして…8