冬クール深夜の掘り出し物候補…「ハコビヤ」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマより期待度ランキングでは上位にしていた同じ金曜深夜の「闇バイト家族」は1話見て視聴をやめてしまいました。




キャストはいいメンバーなんですが、今の気分では内容的に見られなくて…




ところが、こちらは人情味を感じられるドラマで、今クールの深夜ドラマの中ではおすすめできる掘り出し物になりそうです。




テレビ東京  金曜24時52分

「ハコビヤ」第1話


主演…田辺誠一

脚本…政池洋佑

演出…日暮謙




田辺誠一演じる白鳥はキッチン白鳥という洋食屋を営みながら、陰では運送会社が引き受けてくれないモノを運ぶ「運び屋」もしています。




初回の依頼人はギターと楽譜を運んでほしいという平野(戸塚純貴)。

プロのミュージシャンを目指していた平野はデュオの相方の一ノ瀬(山口大地)が肝心なオーディションに来ず、行方も知れなくなったので残していったギターと楽譜を渡してくれという依頼です。




一ノ瀬とそれで決別し、自分もプロを目指すのを諦めようというわけです。




運ぶ先がわからないという依頼をどうするか、気になるところでしたが、白鳥は一ノ瀬が住んでいたアパートの大家さんや、働いていたバイト先の店長とすんなりと仲良くなって話を聞き出し、今は母親と実家にいることをつかみます。




このあたりの飄々とした動きが、田辺誠一らしくて白鳥は以前何をしていたか気になりました。




…で、なぜ一ノ瀬はオーディションをすっぽかしたり、バイトにも行かなくなったかというと若年性アルツハイマー病になってしまったからなのでした。




白鳥は受取人の現状を平野に伝えます。

平野は2人で作った曲で自分1人でもう一度プロを目指すことにします。




ベタついた中身でなく、ドライな中でもしんみりできる切り口が良いなと思いました。




今回脚本担当した政池洋佑はテレビ東京の深夜で「死役所」「レンタルなんもしない人」といったひねりのきいた秀作を書いた人で、今回もその良さが活きていました。




しかし、脚本家は4人いるらしく、回によって出来のばらつきがあるかもしれません。



今回の評価は…8