1人で抱えようとしがちな人たち…「春になったら」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

瞳(奈緒)が働く助産院の杉村院長(小林聡美)に雅彦(木梨憲武)の病気のことを話して相談したら、杉村はこうアドバイスします。



「誰かに気持ちを打ち明けて。話を聞いてもらうことが大事なんだから…」




これが瞳はできないんですよね。

いや、瞳ばかりでなく雅彦も、一馬(濱田岳)も、一馬の息子の龍之介くんまでも。




相手を思いやってのことなのに、本心を話さなかったり、自分だけで行動してしまったりして、うまく思いが伝わりにくくなっている…そんなすれ違いが描かれた回でした。




フジテレビ 月曜22時

「春になったら」第5話


主演…奈緒、木梨憲武

脚本…福田靖

演出…穐山茉由




雅彦の病気のために、瞳と一馬の結婚への動きはギクシャクしたものになっていきます。




一馬は結婚のためには雅彦に認められなければ!と芸人をやめ、塾講師になってしまうんですが…




瞳や息子の龍之介、更には雅彦もそこまでは望んでなかったんですよね。




あくまで芸人として生きていく夢は捨ててほしくない…というのが本心なんです。




だから、瞳は結婚は一旦やめにして、今は雅彦との残り少ない日々を大事にしたいということなんですね。




でも、雅彦はあくまで瞳には幸せになってほしいというのが大前提なので、自分のことより瞳自身の幸せを優先させてほしいわけです。





ここがね~、3人がお互いを思えばこその3すくみの状態が何とももどかしいですね。




我慢していた龍之介は家から出るって行動に出てしまいましたが、芸人をやめてほしくはなかったとはっきり言えました。




大人たちももっと素直に思いを伝えたらいいのに…とすれ違いを見ながらやきもきしました。




雅彦の死ぬまでにやりたいリストはあといくつありましたかね?

医師から人生ノートってのを貰って、今回はほったらかされましたね。




雅彦からは葬儀、瞳からは結婚式の司会を頼まれている岸(深澤辰哉)は、瞳を大事に思うあまり、一馬にキレてましたね。そこまで言わなくても…ってくらい。



冬ドラマではSnow Manのメンバーがいろんな作品で活躍してますね。




このドラマでちょっとした時に見せる木梨憲武の近づく死と向き合う虚しい表情にドキっとします。

何ともいえない深い哀しみがにじんだ顔です。





今回の評価は…8