このドラマ、男女7人のどのキャラにも共感できませんし、3組のどのペアも今回をもって応援する気がなくなりました。
やはり、遊川和彦脚本だけに一筋縄ではいかない恋愛ドラマですね。
テレビ朝日 日曜22時
「アイのない恋人たち」第5話
主演…福士蒼汰
脚本…遊川和彦
演出…綾部真弥
奈美(深川麻衣)の親の反対はあるものの、交際自体は順調な雄馬(前田公輝)と奈美は婚姻届を出して、内輪だけの結婚パーティーを催すことに。
その準備を真和(福士蒼汰)、絵里加(岡崎紗絵)ペアと、多聞(本郷奏多)、栞(成海璃子)ペアに頼みます。
それぞれ気まずいことがあった後だけに、ちょっとためらいもありましたが、関係修復できるかもと引き受けます。
ところが雄馬の家に身を寄せてから、医師の娘でお嬢様として育った奈美と、理髪店を営む祖母(丘みつ子)に育てられた雄馬は、ちょっとしたことの価値観が全く違うことに気付きます。
奈美もいろいろ気になることが出てきて、なんと結婚パーティーの日に会場から2人とも逃亡してしまいます。
結婚衣装のまま、それぞれ実家に帰るんですが、仲間に準備させ、かなりの人数に出席させてぶっちぎるって、あまりの自分本位な常識はずれさに萎えました。
萎えたと言えば、多聞が童貞であることを悩んでいるのを、雄馬は奈美に言い、それを奈美は栞に話してしまうというのもイヤでしたね。
栞は多聞は私は気にしないんでと打ち明けられる前に言ってしまい、多聞は気分を害して、栞に毒づいてしまいます。
更には真和ですが、絵里加が真和の部屋にいる時に、男を作って家を出た母親(高橋ひとみ)が訪ねてきて、金をせびったり、最低な母親ぶりを見られてしまいます。
母親への失望、そんな母親をかばう父親への失望、真和は母親に裏切られ、愛(佐々木希)に捨てられて、人を愛するなんて意味ないと冷めてしまったんですね。
そんな真和に自分ならと真摯に向き合おうとする絵里加を真和は冷たく突き放します。
あんたみたいなタイプが一番必要ないと…。
そこまで言わなくてもと思いましたね。
福士蒼汰は冷たい表情になるとゾッとするほどの表情になりますね。
今までのようにただSEXするだけの女性とホテルに入った時の死んだ目には、愛を信じない真和の虚無感がただよい、ショッキングでした。
パートナーができて踏み出したはずなのに、また逆戻りしてしまった6人は、この先どうなるんでしょうか?
今回の評価は…7