錯綜する野心家たちの思惑…「大奥」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は倫子(小芝風花)と家治(亀梨和也)の恋物語より、側室となったお知保(森川葵)が男の子を産んだことで、バタバタしてきた周りの野心家たちの動きの方が面白かったです。




フジテレビ  木曜22時

「大奥」第6話


主演…小芝風花

脚本…大北はるか

演出…二宮崇




お知保が産んだ男児はお世継ぎだと松島(栗山千明)は前のめりになりますが、




自分も子を産みたがっている倫子を気遣い、家治はまだ決まったわけでは…と濁します。



しかし、お知保に嫉妬し、焦り苦しむ倫子を、子を産まなくても妻の役目は果たせると諭し、倫子も反省します。




松島の思惑通りに家治から許され男児は家治の幼名でもあった竹千代と命名されます。




お世継ぎが出来たからは、その後ろだてとなるべく、松島は田沼(安田顕)はもう用済みと決別します。




悔しがる田沼は、より権力を強めた松島を蹴落としたい高岳(田中道子)に近づき、松島に替わって高岳を大奥総取締にするべく暗躍を始めます。



葉山(小関裕太)との密会がバレたお品(西野七瀬)を脅して、家治の側室にまつりあげるようです。




せっかくお世継ぎを産み、権力を手にしようとしたお知保は乳母が育てるからと竹千代を松島に奪われます。




ま~、側室はその子が将軍にならなければ扱いは悪いままだったんで、正室をしのぐどころか、肩を並べることも許されなかったんですけどね。




今回、一番驚いたのは、倫子を幼い頃から知っていて味方してくれる定信(宮舘涼太)がサイコパスなヤバいヤツとわかったシーンでした。




史実の松平定信は田沼意次を失脚させた清廉な政治家だったらしいし、演じる宮舘涼太もSnow Manの中で見せる好青年ぶりの印象が強かったので、




そう来たか~!と、してやられた気分でした。

定信は亡くなる直前の父、宗武(陣内孝則)から家治の血筋を根絶やしにしろ!と言い遺されます。




八代将軍吉宗の孫である定信を将軍にするのが宗武の悲願でしたからね。




定信は奥女中に密かに倫子が子を産めないよう香を焚かせていました。




この先、定信がいかに暗躍するか、ちょっと楽しみになりました。

田沼意次と松平定信がどちらも悪人というのは歴史を完全に無視していて、振り切り方が潔いです。





今回の評価は…7