誕生日を嫌う倖生…「厨房のありす」第7話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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冬ドラマはさまざまな形で多様性が描かれていて、このドラマもそれが影を落としていることを今回認識させられました。




日本テレビ  日曜22時30分

「厨房のありす」第7話


主演…門脇麦

脚本…玉田真也

演出…鈴木勇馬




せっかく前回、ありす(門脇麦)と倖生(永瀬廉)はお互いの思いを言い合って、いい感じになったのですが、




SNSに倖生の顔がさらされ、横領犯の息子として中傷されてしまいました。




すると、倖生は店にもみんなにも迷惑をかけたくないと出て行ってしまいます。




ありすの落胆ぶりはとても気の毒でしたね。和紗(前田敦子)に連れられ恋活パーティーに行ってもうまく話せず落ち込むばかりです。




倖生に会いに行くと、倖生はなぜ自分がありすたちに近づいたかを明かします。





それは心護(大森南朋)への復讐で、倖生の父親は心護に横領の罪を着せられ、自ら命を絶った…心護に殺されたも同然と言います。





これを聞いたありすはかなりショックでしたよね。




和紗が妊娠中なのに無理したために倒れ、自分のせいだとパニクるありすを駆けつけた倖生がしずめてあげました。





倖生の誕生日をありすは祝おうとしますが、倖生は父親がゲイであることを隠し、その道具として自分は生まれ。母親もそれを知っていたから自分を見ると苦しかったはずで、自分なんて産まれてこなくて良かったのだと話します。





多様性が認められなかった時代だからこその悲劇で、こういうこともあるんだなと思いました。



「オレがこの世に産まれてきて幸せな人はいない」と言う倖生にありすは、



「私はすごく嬉しいです。倖生くんが産まれて生きてくれて、これからも毎年ずっと嬉しいと思います」




これは倖生にとって何よりの言葉でしたね。



心護に聞くと横領の罪をかぶせたのは他の人物のようです。

誠士(萩原聖人)が怪しいですね。




永瀬廉はこのドラマで演技力がまたのびた気がします。

ただのイケメンと侮ってはいけません。負の感情を演じることがうまくなってきています。





今回の評価は…8