今回は雅彦(木梨憲武)が男手ひとつで瞳(奈緒)を育てるためにやってきた実演販売の仕事を遂に引退するさまが描かれました。
私めは雅彦とあまり歳が離れてませんから、現役を退かざるをえないその姿を身につまされる思いで見た次第です。
フジテレビ 月曜22時
「春になったら」第8話
主演…奈緒、木梨憲武
脚本…福田靖
演出…稲留武
回を重ねるごとに雅彦の病状は悪化し、かなり痛みがひどくなってきているのは見ていてツラいんですが、
最期まで明るく前向きに生きようとする雅彦の姿勢に救われます。
退社の日、社長(矢柴俊博)は常連さんたちを招き、雅彦に最後の実演販売をやってもらい、その流れで感謝状をおくる退社式になるという粋なはからいをしてくれました。
最後だから見に来てと瞳も誘いますが、担当妊婦さんのアクシデントで間に合うかハラハラする展開でした。
雅彦は痛みをこらえながら、今まで通り元気にグラッチェを連発します。
瞳も何とか間に合い、カメラに雅彦の最後の勇姿をおさめるべく撮りまくります。
最終回、亡くなったあとにこの写真は見られるのかな?なんて思いつつ見ていました。
思春期は実演販売する雅彦が恥ずかしくて嫌っていたことを瞳は謝ります。
仕事をやれなくなったらガクっと気を落としがちですが、雅彦にはまだ死ぬまでにやりたいリストに書いたことが2つ残っています。
タイムカプセルを見つけることと英語を話せるようになること。次回とその次の回でそれが何のためかが明かされるでしょう。
そして、最終回は今回書き加えた瞳の結婚式に出ること。
瞳は雅彦のための結婚式にしたいと言ってますから生前葬のようになるんじゃないですかね。
岸(深澤辰哉)は結婚式と葬式の両方の司会を頼まれてますからいっぺんにできますね(笑)
今回、私がグッときたのは雅彦が一馬(濱田岳)を飲みに誘い、瞳をよろしく頼むと言うシーンでした。
今住んでる家に1人になっちゃうと寂しいだろうから、一緒にあの家に住んでほしいというのが雅彦らしいなと思いました。
今回の評価は…8