やっとですよ。
もう何回か前から俊平(西島秀俊)と響(芦田愛菜)の関係は修復しつつありましたからね。
さっさと和解して良かったのに…と、
何だか引っ張られた割には感動も薄いし、前回の内容が良かっただけに残念に思いました。
TBS 日曜21時
「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」第9話
主演…西島秀俊
脚本…大島里美
演出…坪井敏雄
響はなぜ響と名付けられたか?どのように育てられたか?幼い頃から才能に恵まれていたのか?プレッシャーはあったのか?
など、あの事件が起きるまでの背景が丁寧に描かれました。
…で、努力の末に自分でも満足のいく演奏ができたのに、祝福はされたけど、俊平から「あそこを直すともっと良くなる」と軽く注文を出され、
自分はこれが精一杯でこれ以上は無理だとプッツンしてしまい、俊平が指揮して響が演奏するはずだったのをドタキャンし、
フラフラ歩いてたら事故にあってしまい…
で、病院に駆けつけた俊平にお父さんのせいで音楽が嫌になったと言うんです。
いや、わかりますよ。
丁寧に描いてくれたから響の気持ちが分からなくはなかったんですが、
あの言いようは無いし、そのあと5年間もこじれたままって。
あれだけ送り続けた手紙を無視し続けるほど俊平は悪いことしましたかね?と思えてなりませんでした。
それで響が不幸になっていれば別ですが
、費の事件をきっかけにせっかく積み上げてきた音楽家のキャリアを俊平も棒に振ったわけですから、
それでも許せないって態度を続けてきた響には私めは共感のかけらもありませんてした。って話になります。
なので、いくら私めが俊平の方に年齢が近いからとはいえ、自分のせいでキャリアを棒に振った俊平が、また音楽を始めたら、贖罪の意味でも協力的であってしかるべきでは?と思わずにはいられませんでした。
俊平目線では響がまたバイオリンをやってくれるようになったのは喜ばしいことですが、どうも響に振り回されすぎだなと思えて素直に感動はできませんでした。
今回の評価は…6