2024年冬ドラマアカデミー賞…最優秀助演男優賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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続いて最優秀助演男優賞です。




こちらも5人、ノミネートしました。

以下の男優さんたちです。





山田裕貴

「君が心をくれたから」




W主演でも良かったのではと思うくらいウエイトのある役でしたね。

作品的には内容に不満はありましたが、主演の永野芽郁とこの人の好演に引き留められるかのように最終回まで見てしまいました。




特に山田裕貴の泣きっぷりの良さはお見事でしたし、だいぶ年下の永野芽郁と同い年に見せた回想シーンの初々しさも特筆ものでした。






濱田岳

「春になったら」





売れない芸人のカズマルくんをいかにもそれらしく愛すべき人物として演じるところに改めてこの人の凄みを感じました。




若くしてテクニカルで芸達者な人ですが、今回は極力引き算の演技に徹した感じが、更なる進化を感じさせました。





ディーン・フジオカ

「正直不動産2」



この役はこれまで築いてきたイメージを壊しかねないチャレンジングなものでしたが、果敢に憎々しげにつっこんで演じた姿勢には感心しました。




キラースマイルと美声の詭弁で顧客をたぶらかす姿は実に魅力的な敵役ぶりでした。





筒井道隆

「グレイトギフト」



佐々木蔵之介や津田健次郎の悪役ぶりも悪くなかったんですが、徹底してゲスな小悪党ぶりをシレっと演じたこの人をあえてノミネートしました。




こういうどこか憎めない悪役がいるとドラマは更に面白みが増すという典型例でしたね。

かつて純朴な好青年を演じていた人がこんな役をやるようになったかと感慨深いものがあります。




永瀬廉

「厨房のありす」



父が横領の汚名を着せられて自殺したという暗い過去を背負った青年を陰影のある演技で見せて、役者として更なる成長を感じさせました。




映画や舞台への出演を増やして、演技の幅をつけていけば岡田准一のようになっていける人だと私めは睨んでいます。

奇しくも岡田准一が映画で演じた「東京タワー」を春ドラマで主演しますが…。





以上、5人の中で最優秀助演男優賞に選んだのは…




ディーン・フジオカ

「正直不動産2」




前作と似たものになりマンネリになりかねないところを刺激的なものにするカンフル剤としての役割を十二分に果たしました。




敵役もいけるという新境地を見せたので、オファーが増えるでしょうね。