このドラマはオリジナル脚本です。
それなのに3人の脚本家が名を連ねていて、そのトップに名前がある「伊東忍」とは過去の作品も経歴も分からない謎の人物です。
こういう場合は誰かがペンネームを使って書いていることが多いので憶測ですが元フジテレビ社員で独立して自分の制作会社を設立し、このドラマの「企画」とななっている藤野良太プロデューサーが自ら脚本も書いているのでは?と…
フジテレビ 木曜22時
「Re:リベンジ~欲望の果てに~」第1話
主演…赤楚衛二
脚本…伊東忍、中村允俊
演出…金井紘
題材自体は悪くないんですが、脚本による料理の仕方をもっとうまくやってくれたら良いドラマになりそうなのに…と思わされる初回でした。
原作のないオリジナル脚本ですから、脚本のストーリーテリングが作品の良し悪しをかなり左右しますからね。
そういう意味では、主演の赤楚衛二を取り巻くように錦戸亮、芳根京子、余貴美子、笹野高史、光石研、梶原善、利重剛、小木茂光と実力者を揃えた布陣なのに使いこなせてないもどかしさは感じましたね。
内容の方は大病院の理事長を次いだ婿養子の父、友信(光石研)に反発し、雑誌記者になった主人公の海斗(赤楚衛二)は、
父が倒れ、その後亡くなってしまうと、病院の実権を握ろうとする叔母の市子院長(余貴美子)に食ってかかり、すると何者かに襲われ…ってことでした。
大病院のドロドロした権力争いに、つい巻き込まれていくということなんですが、キーになるのは智信が推進していたプロジェクトのために招かれた心臓外科医、大友(錦戸亮)。
プロジェクトは循環器科の専門病棟で、智信は海斗を新理事にして、プロジェクトを任せようとしていたようです。
しかし、智信は快復したのに何者かに殺されたようで、海斗の祖父、皇一郎会長の推薦で大友がプロジェクトを任されます。
大友は善か悪か、まだ分からないところがミソですね。
あと芳根京子が演じてるためか、どうも海斗の恋人で、天堂病院の看護師をしている陽月が怪しげで、妹の心臓手術のために悪に加担している可能性が高いかも?と睨んでます。
主演の赤楚衛ニは初回はこれといって特筆することもない、良くも悪くもない平均点でした。
今回の評価は…7