取り返しがつかない男…「滅相も無い」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回の語り手の渡邊(古舘寛治)は役名が「取り返しがつかない渡邊」

こういう50代男性って世の中にはかなりの数いるんだろうな…というキャラクターでした。



TBS  火曜25時28分

「滅相も無い」第5話


脚本、演出…加藤拓也




渡邊は司法試験に落ち続け、母親の仕送り、母親が高齢になってからは姉に借金して暮らしてきました。




落ち続けて12回、姉からは次で最後にしろと言われ、バイトを紹介され働き始めます。




しかし、ちゃんと働いたことのない渡邊は人当たりも悪く、プライドも高いためしくじり、次々とクビになります。




このへんのダメっぷりが、演じるのが古舘寛治だけにやけにリアリティーがあり、家にずっと引きこもったまま中年になった人ってこんな感じなんだろうなと思わせました。




渡邊は穴に入らずに母親や姉に会いに行き、姉の働く会社で働き出したというオチでした。




おそらくまた辞めるかクビになるでしょうね。

人生は取り返しがつかないという虚しさがじわじわと後から感じてくるようなオチでした。




今回の評価は…7