のんびりと平和なムードだった今シリーズの望月家でしたが、ふみか(宮本茉由)が急にいなくなるという不穏な展開にいきなりなりました。
テレビ朝日 土曜23時30分
「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱~」第7、8話
主演…高橋一生
脚本…橋部敦子
演出…松尾崇(7)、藤田明二(8)
花火の競技会への参加の誘いが来ますが、星太郎(高橋一生)は順位がつくのはイヤだと参加を渋ります。
星太郎の花火が好きなふみかは熱心に出るようにすすめます。
航(橋爪功)は花火は人間性が出るからイヤなんだろう?とからかいます。
ふみかは星太郎の花火は8号玉かと思ったら10号玉だったと誉める(?)んですが、航は人間がちっちゃいからと混ぜかえします。
ふみかいわく「クリっと」しているようで、星太郎も自分ほどクリっとしているのはなかなか無いと自画自賛します。
そんなふみかに気を良くしたのか、星太郎はこれまでふみかに近づかせなかった配合の作業場への出入りを許します。
すると、ふみかは配合のレシピを盗んで出て行ってしまいます。
ショックを受ける星太郎。
オロオロする息子にいつになく航は厳しく叱咤します。
「おまえは花火作ってるけど、創ってないよな。花火に何もこめちゃいねぇもん。(略) 花火師失格だ」
レシピを真似されたって魂こめて創っていれば、同じ物にはならないってことで、流石!航さん、深いことを言いますね。
ただ作るのと、クリエイティブに創るのとは違うってことなんでしょうね。
第8話はふみかに裏切られたり、航に叱られたりで落ち込む星太郎を、ひかり(本田翼)が励ますところから始まります。
相変わらずひかりは歯に衣着せぬ物言いで、星太郎に喝を入れます。
それでもダメなので、ふみかの実家のある秋田に行って真意を聞いてくると、出ていきます。
ひかりのサバサバした決断と行動力は実に男前でしたね。
ひかりと入れ替わりのように母親の理代子(原田美枝子)が訪ねてきます。
理代子は仏壇にある航の遺影に語りかけますが、横には航の幽霊がいて、見えてないのに航の言うことがわかってしまうのが、流石!元夫婦と感心しました。
航はもう大丈夫と思ったからまた出てきたと言ってましたが、私めは航が認める真の「花火師」になるところを見届けに来たように思います。
いよいよ次回、最終回です。
7話、8話ともに評価は…8