会社の新しい部署でもちゃんと働けるようになってきた遥斗(眞栄田郷敦)
しかし、見た目や様子は普通に戻ってきたように見えても、まだ思い出せないことがあったり、うまくできないこともあるわけで…
フジテレビ 月曜21時
「366日」第8話、第9話
主演…広瀬アリス
脚本…清水友佳子
演出…平川雄一朗(8)、片山雄一(9)
遥斗が倒れてからは恋愛より友情をメインにした群像劇の要素が強まっていたこのドラマですが、8話からはまた恋愛要素が高まってきました。
まずは、明日香(広瀬アリス)と遥斗ですが、遥斗は自分に気を使っている明日香に引け目を感じ始めます。
明日香が好きだったのは思い出せない記憶の中の遥斗であって、今の自分とは違うというそんな考えに陥っていきます。
そんな時に、明日香を今でも好きなのだろうという疑いを捨てきれず、和樹(綱啓永)の恋人は和樹に、寄り道している暇はないからと去って行きます。
この和樹の破局が大きく影響し、遥斗は明日香に無理を強いて、寄り道をさせてしまっていると反省してしまうのです。
無理をしているのは遥斗も同じで、思い出せていないことも友人たちに話を合わせて思い出したふりをしてしまいます。
そして、遥斗は明日香に友達に戻ろうと告げます。
恋人ではなくなってしまう2人。
過去の記憶とか関係してない分、素直に向き合える看護師の宮辺(夏子)と遥斗の距離は縮まっていきます。
宮辺は第9話で、予想通りかつて遥斗が痴漢から救った少女でした。
それ以来、宮辺は遥斗を慕い続けてきたことを遂に告白しました。
恋愛ドラマの王道パターンでは、ヒロインと彼氏は終盤になると一旦破局を迎え、それぞれ他の当て馬的な人物と付き合いかけますが、結局最終回にはヨリが戻るというのがよくありますが、
このドラマも明日香はカノジョと別れた和樹と、遥斗は宮辺といい感じになるようです。
何だかこうなるとちょっとありがちだな~と萎えますね。
智也(坂東龍汰)と莉子(長濱ねる)も結局は恋人になるんでしょうし…。
しかし、このドラマで私めは眞栄田郷敦の更なる進化を感じています。
抑えた含みのある演技ができるようになってきたのは、今後の強みにもなりそうです。
8話、9話ともに評価は…7