3番目の憂鬱も切望…「6秒間の軌跡」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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続編になると前作の方が良かったと、とかくなりがちですが、このドラマは大丈夫でしたね。




このドラマならではの良さをしっかり守りつつ、主人公の成長ぶりをきっちりと描いてくれました。





テレビ朝日  土曜23時30分

「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱~」最終回


主演…高橋一生

脚本…橋部敦子

演出…藤田明二




このドラマにおける星太郎(高橋一生)と、航(橋爪功)、ひかり(本田翼)のトリオは、もはや名トリオと言ってよい息のあった会話劇を繰り広げてくれます。




30分の放送のほとんどは望月家の中での会話に終始し、それでも十分楽しめて満足できるのは練り上げられた脚本と、ごく自然にキャラクターを演じるキャストの力量によるところが大きいです。




本田翼の演技をバカの一つ覚えのように棒演技とか言っている人はこのドラマの彼女を見てるのか?と思います。




最終回はふみか(宮本茉由)に配合のレシピを持って行かれ、落ち込みウジウジしている星太郎の尻をひかりが叩き、自分なりの花火を作って競技会に挑むことになります。




望月煙火店は3位でしたが、星太郎は満足していました。

優勝したのはふみかの実家の野口煙火店。





大会後、ふみかがやってきて星太郎の作る花火の「紅」が好きすぎて、自分も作りたくなり、持ち出して作ったが、以前航の下にいた父親には見抜かれたと言い、星太郎に詫びました。

悪気は無かったようです(笑)





星太郎は航にふみかだけでなく、配合のレシピを公開したいと言います。



「俺は生きてる限り花火をもっと深く知っていきたい。ただウチのレシピを見た誰か…他の花火師が更にいい花火を作ってくれたらいいなぁ…って。それが花火が一番喜ぶことだと思うから。オヤジはどう思う?」




航は答えます。

「いいんじゃねぇ?うん、目指すのは完璧な花火じゃねぇ、進化し続ける花火…なぁんてな」




航は花火師としてまた1つ進化した息子を微笑ましく見ているようでした。




橋爪功さんには元気でいてもらって、このドラマ、シリーズを重ねていってほしいと思います。





最終回の評価は…8