10話で最終回かと思いきやまだもう1話あり面くらいました。
ミヤビ(杉咲花)の記憶障害を何とか治してあげたい大迫(井浦新)と三瓶(若葉竜也)の葛藤が印象的な2話でした。
フジテレビ 月曜22時
「アンメット~ある脳外科医の日記~」第9話、第10話
主演…杉咲花
脚本…篠﨑絵里子
演出…日高貴士(9)、Yuki Saito(10)
第9話は何といってもラスト10分超えてたっぷりした尺で描かれたミヤビと三瓶の会話シーン。
何がスゴいと言って長回しに耐えうる、2人のごく自然体の演技。ドキュメンタリーを見ているかのごとくでした。
杉咲花と若葉竜也の力量の高さゆえに成立したシーンで本人たちも会心の演技だったようです。
しかし、あの会話の末の、「どなたですか?」の衝撃度もスゴかったですね。
ミヤビの記憶障害って、記憶がすりかわったり、急に一時的に忘れたり、いろいろ変化するんですかね?
よく分かりませんでした。
一方、大迫は井浦新ならではの善悪が判然としないグレーな演技が続きましたが、ようやくミヤビを守るために西島会長(酒向芳)を裏切り警察に売ったり、
三瓶に手術させないようにしてきただけでなく、自分もミヤビを治す難手術をやれるようにならないか努力していることも分かりました。
西島会長がなぜ警察に逮捕されるのか、ちょっと唐突で分かりませんでした。
私めがよく把握しきれてないのかもしれません。
10話はまだ新たに脳に障害をきたす男(加藤雅也)とその妻(赤間麻里子)のエピソードが描かれました。
その夫婦愛や障害ゆえに心ない言葉を浴びせられ苦しむ妻の姿など見ごたえはありましたが、
本音を言えば、9話からの流れで一気に最終回になだれこんで欲しかったです。
10話のラストでミヤビは倒れ、手術をしないとダメかもな状況になるようです。
大迫と三瓶のどちらが執刀するのか?
気になりますね。
9話の評価は…8
10話は…7