手術をショーにするなんて…「ブラックペアン2」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回より良くはなったところもありますが、やはりそれを上回る抵抗感があって、このドラマ、なかなか手放しで褒めるのは難しそうです。




TBS   日曜21時

「ブラックペアン2」第2話


主演…二宮和也

脚本…槌谷健、守口悠介

演出…西浦正記




今回、何が抵抗感があったって、クライマックスの「公開手術」シーンですよ。

人の生き死にのかかった手術を見せ物にする…って。




鯛をさばく包丁さばきをご覧いただく板前さんじゃないんですから…




しかも、佐伯(内野聖陽)と医師会長の座を争う菅井(段田安則)は手術の失敗を願ってたり、その意を受けたテキサス医大の安島(新納慎也)が邪魔するようなことを言ったり、




こいつら手術されてる患者のことは何も考えてないのか!と胸くそ悪かったです。



まあ、安島は佐伯に命じられ猫田(趣里)が調べたテキサスでの医療過誤を、天城(二宮和也)に暴かれ、あたふた退場となりましたが…。

ここはやけに日曜劇場ぽかったですね。新納慎也が憎々しげで悪くなかったです。




…更に追い討ちかけて呆れたのは、自分の術式をご披露したら、後はよろしく!って手術台から出ていき、懇親会に出て酒を飲んじゃってる天城。




ここにはまだ石灰あるけど危ないから縫合して閉じるよう指示するなりしとけば良かっただけなのに、




脚本家がアクシデントを作ってもうひと盛り上がりさせたいと欲が出たのか、ピンチを作って高階(小泉孝太郎)がやってもダメってところで天城が再登場。

(もう酒飲んじゃってましたけど…)





見事ふさいで事なきを得ました!

客席の一同もスタンディングオベーション!

…って。おいおい、患者を危ない状況にした落ち度は不問に付すのか?と…

なんだ、これ?でした。




批判ばかりでもいけないので良かったところもあげておくと、



天城が手術をしてもらいたいならと患者の孫娘(堀越麗禾→團十郎の娘さん)に、祖父(誠直也)と同じアップルパイを作ってくるように言ったのは、




孫娘を応援し、販売権を奪われるのを防ぐ人情味が透けて見えたので、ギャンブルで決めるイヤな感じが薄れはしました。




堀越麗禾ちゃんは舞台っぽい演技でしたが、将来は松たか子や寺島しのぶのように女優さんになるんですかね、声は綺麗でしたね。




あと、手術自体は天城が淡々とすすめていく感じはリアルで、その見せ方は悪くないです。




天城の描かれ方が良くないので、今回の

ラストで医療過誤について調べていたので、佐伯あたりの何かを探ってるんですかね。




佐伯もかなりのしたたかさを感じますから、そことの対決になるんでしょうか?




しかし、世良(竹内涼真)はまだしも、高階は宙ぶらりんな存在になりつつありますね。

スナイプをガラクタ呼ばわりされてましたし…(汗)





第2話の評価は…7