福と宝に亀裂が…「あの子の子ども」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は妊娠したかもしれないことを宝(細田佳央太)に告げるかどうか悩む福(桜田ひより)のもとに、




宝から「今日少し会える?」とLINEが来て、「私も話したいことがある」と返すのでした。




…で、どんな会話になったかというと。





フジテレビ  火曜23時

「あの子の子ども」第4話


主演…桜田ひより

脚本…蛭田直美

演出…山浦未陽




宝は福に「しばらく、やめたい」と言います。会うのを?と聞くとそうではないと。福とは一生一緒にいたいと否定します。



そして、宝は小声で「やるの、やめたい」と言うのです。




避妊に失敗して以来、宝は妊娠していたら傷つくのは圧倒的に福で、その痛みは半分こにはできない、代わりたくても代わってあげられない、それが怖くなったと。




だから責任の取れる大人になるまでやるのは控えたいと言います。




それを聞いた福は「私も同じこと考えてた。大人になるまで。でも…」





福は妊娠のことは言い出せないまま、宝に背を向け歩きだします。




もしや、と慌てて追いかけ宝は福の腕をつかみ引き留めます。




福の心の声で、今までで一番冷たい手だと思った…と。

この表現、スゴいですね!



福はたまらず、妊娠の可能性が高いことを一気に告げます。



動揺した宝は「大丈夫だから」と福を抱きしめますが「大丈夫じゃない!」と福は感情を爆発させます!




ホントは一人にしてほしくないのに、「一人にしてよ!」と宝の手を振り払って歩きだすのです。




本音と言動の遊離…

ここの描き方、脚本もいいし、桜田ひよりの演技も素晴らしかったです。




私めは男ですから、あ~宝、そう言っちゃったか~!とハラハラしながら見守りました。




細田佳央太の演技も優しさゆえに墓穴を掘るさまを細やかに演じて、こちらも良かったです。




今回のサブタイトルは「半分こにできない現実」

妊娠につきまとう男女の食い違いを、実にリアルに描き出しているなと感心しました。




原作も良いんでしょうが、やはり蛭田直美の脚本が秀逸ですね。




第4話の評価は…8