最後はまさかの「ペヤング」オチ…「新宿野戦病院」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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まさかラストにヨウコ(小池栄子)が国境なき医師団にいるのはまだしも、ヨウコも他の外国人医師もペヤングを食べているのはクドカンらしい洒落たオチでしたね。




フジテレビ  水曜22時

「新宿野戦病院」最終回


主演…小池栄子、仲野太賀

脚本…宮藤官九郎

演出…河毛俊作




死にかけた啓三(生瀬勝久)も元気になり、非常事態宣言が解除されて、歌舞伎町にも活気が戻り、聖まごころ病院の隣のビルではクラブが大にぎわい。





超満員で大騒ぎしたからか、崩落事故を起こしてしまいます。




すぐ隣だったこともあり、負傷者をどんどん受け入れトリアージをするヨウコと享(仲野太賀)。




その果敢かつ鮮やかな対応が評判になり、啓介院長(柄本明)とヨウコは情報番組にリモート出演することに。




司会は宮根誠司でスタジオには以前ヨウコが診たことのある官房副長官(羽場裕一)が。




官房副長官がまた歌舞伎町で…みたいな発言をしたのにヨウコは食ってかかり、

ルミナウイルスの別名の「歌舞伎町ウイルス」がいかに誤った認識を生んだかを

猛然と抗議し、副長官を謝らせました。




コロナの時の教訓は活かされず、緩んだためにルミナの第ニ波が。




またヨウコたちは患者を受け入れますが、ついにヨウコも感染してしまいます。その感染をまたマスコミがとりあげ、ヨウコはその歯に衣着せぬキャラもあって注目される存在になります。




しかし、誰かが医師免許無しで診察していたのをタレこみ、その記事が出て、警察も動き、ヨウコと啓介は逮捕されてしまいます。




逮捕されていくヨウコに救ってもらった外国人たちが感謝するシーンはちょっと感動的でしたね。




タレこんだのはNPO法人を解散し行方不明になっていた舞(橋本愛)でした。




マスコミの寵児になったヨウコについモヤっとしてSNSでつぶやいてしまったようです。




我にかえって削除してももはや遅く拡散されてしまったのでした。




そんな舞を恨むでもなく、ヨウコは聖まごころ病院に足りない心のケアをカウンセラーとしてやってくれるように託します。



ヨウコのバイタリティーが最後まで魅力的なドラマでした。




リタイアするか迷ったドラマでしたが、クドカンだからと信じて見続けて良かったです。




コロナ禍の再検証を医療ドラマで真っ正面から行ったのはアッパレと誉めたいと思います。



群像劇としても キャラ一人一人が魅力的でコミカルとシリアスのどちらも演じられる芸達者を集めたキャスティングが光っていました。




最終回の評価は…8