いくら姉に会いたさとはいえ、美路人(坂東龍汰)とライオン(佐藤大空)を2人きりにしたら、そりゃそうなっちゃうよなという第2話でした。
TBS 金曜22時
「ライオンの隠れ家」第2話
主演…柳楽優弥
脚本…徳尾浩司、一戸慶乃
演出…坪井敏雄
ライオンを一緒に住まわせることにした洸人(柳楽優弥)ですが、いつもは家を出る時に鳴らす仏壇のお鈴を、ライオンがふざけて連打するので、美路人がパニック状態になり朝から大騒ぎです。
何事もルーティンが決まっている兄弟は、休日も毎週同じことをしているようで、まず図書館に向かいます。
すると、ライオンの母親であり、洸人の異母姉の愛生(尾野真千子)かららしい連絡が入ります。
待ち合わせ場所と時間を謎めいた文言で指定してきたのです。
それは愛生との思い出のある場所でもありました。
いろいろ聞きたいことのある洸人はそこが分かるとパンを食べる頃までには戻るからと、美路人にライオンを託して向かいます。
ルーティンがあるからとはいえ、美路人1人ならまだしも、やんちゃなライオンが一緒では不安しか感じないのに洸人は向かってしまいます。
待ち合わせ場所に愛生は現れず、たまたま会った同僚がそばにいたので、別の待ち合わせ場所と時間を指定されます。
同僚の車に乗せてもらい、そこへ向かう洸人。その場所も愛生と思い出の場所でした。
しかし、その頃、ライオンがいつも持っているぬいぐるみを公園に忘れ、取りに戻ったために、美路人は気づかず1人でバスに乗り、ライオンがいないのでパニックになってしまいます。
警察に呼ばれた洸人は慌てて向かい、愛生とは会えずじまい。待ち合わせ場所にはいずれも謎の男(岡山天音)の姿がありました。
怪しさプンプンの岡山天音ですが、何者なんでしょうか?
はぐれてしまったライオンですが、ぬいぐるみには盗聴器やGPSがついているようで、居場所を知らせる連絡がありました。
やんちゃなライオンもさすがに見つけてもらった時は泣いてましたね。
美路人は以前、高校の友人たちが乗り込んできたために美路人と一緒にいることを知られたくなかった洸人にバスに置き去りにされパニックになった過去がありました。
既に評判になっていますが、今回も坂東龍汰の演技は見ていて苦しくなるリアリティーがありましたね。
こういうリアリティーあるエピソードがちょっとあるだけで、このドラマのヒューマンドラマとしての深みが増しますね。
テレビのニュースで行方不明になった親子の名前が伝えられ、洸人はライオンに「愁人」と不意に呼んだら、思わず返事をしてしまいます。
そのあとのライオンの何ともいえない表情が印象的でした。
この佐藤大空という子役の凄みを感じました。
第2話の評価は…8