篠谷みたいな先生は辞めがち…「放課後カルテ」第6話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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高校の同窓会で教育の現場にいる友人たちが若い教師が辞めていくのを嘆いてましたが、




今回の篠谷(森川葵)の心身共に病んでいく姿を見て、こういうタイプの教師がおそらく心が折れて辞めてしまうんだろうなと思わされました。




日本テレビ   土曜21時

「放課後カルテ」第6話


主演…松下洸平

脚本…ひかわかよ

演出…鈴木勇馬




大前提として、今回も私めとしては主人公の牧野(松下洸平)が病んでいる生徒と向き合う話を見たいという、このドラマに求めているものとはそれた内容なので不満ではありました。




しかし、森川葵の好演もあって、理想をかかげ頑張る篠谷が、追い込まれていくさまは見ごたえがありました。




しかも、篠谷がかばってあげようとした生徒こそが、友だちから仲間外れにされたくなくて、篠谷を無視しようと呼び掛けるメモを書いていたという皮肉が痛烈にきいていました。




牧野はそんな篠谷に鉄欠乏性貧血と医師らしく指摘をし、身体を治すことを優先するように厳しく求めます。




篠谷のようなタイプは人に頼ろうとせず、自分で何とかしようと抱え込んで自滅しがちなんですよね。




なので、他の教師たちが代わりにやってくれるのは良かったし、生徒たちが篠谷の体調を案じる投書を目安箱に入れていたのも良かったです。




無理して合わせようとしなくても寄り添ってくれる友だちが万引きした生徒にできたのも良かったです。




しかし、ああいうすぐ学校にクレームをつけにくる親たちが、かなり教師を追い込んでるんでしょうね。




現実はこううまくはいかないんでしょうが、こんな感じなんだなと思いました。

子どもの同調圧力も怖いものがありますね。



6話の評価は…7