秋ドラマの記事、ようやくすべて書き終わりましたので、毎クール終了後に発表するドラマアカデミー賞を選んでいきます。
秋ドラマ、最終回まで見続け記事を書いたのは以下の作品でした。
「噓解きレトリック」
「モンスター」
「宙わたる教室」
「あのクズを殴ってやりたいんだ」
「ザ・トラベルナース」
「ライオンの隠れ家」
「無能の鷹」
「3000万」
「放課後カルテ」
「海に眠るダイヤモンド」
年末は繁忙期なので見る本数をあえて減らして最終的には10本になりました。
それでも記事のアップが遅れてしまい、読者の皆さんには改めてお詫びいたします。
さて、この10本を対象に私めが独断で選ぶドラマアカデミー賞は以下の賞があります。
最優秀新人賞
最優秀主題歌賞
最優秀脚本賞
最優秀演出賞
最優秀助演女優賞
最優秀助演男優賞
最優秀主演女優賞
最優秀主演男優賞
最優秀作品賞
まずは、最優秀新人賞から。
こちらは今回2人です。
森田想、木原勝利
「3000万」
3000万を盗んだ実行犯のソラを図太さとデリケートさを混在させながら演じた森田想と、その指示役でソラを執拗に追跡したり、最後には仲間になってくれた坂本を、2人とも失礼ながらまだ無名のためにやけにリアルに感じました。
特に木原勝利は不気味さの漂う存在感がインパクトがあり、この人は今までどうしてたのか?気になりました。
来年はオファーがかなり来そうで、他の役だとどうなのかを見てみたいです。
最優秀主題歌賞
「宙わたる教室」主題歌
「Blake out of your bubble」
by Little Green Monster
何となく聞いていたのですが、回を重ねて歌詞の持つ意味が深く深く心に響いていくようになりました。
名曲ですね。
最終回の記事でつい歌詞を書き起こしてしまいました。
とても心に刺さる歌詞です。
あと「海に眠るダイヤモンド」の主題歌、King Gnuの「ねっこ」も良かったですね。
最優秀脚本賞
澤本香織
「宙わたる教室」
映画の脚本を主に書いてきた脚本家さんで連ドラの脚本はこれが初めてだったようで、初めてにしては実に素晴らしい脚本だったなと改めて驚いています。
登場人物に注ぐ眼が優しく温かくて、シビアな現実を苦しくなるほど書き込んでも、その先に希望があり救いがありました。
今後も連ドラの脚本をぜひ書いてほしい脚本家さんです。なるべくNHKで…(笑)
最優秀演出賞
「噓解きレトリック」
永山耕三、鈴木雅之、西谷弘、河毛俊作、岩城隆一
岩城氏以外は、フジテレビの誰もが知る名作ドラマを手掛けフジテレビのドラマ黄金期を支えてきた錚々たる演出家たちで、豪華競演出って感じでした。
そうなると回によってバラバラな感じになるのかと思いきや、それぞれの個性はにじませつつも、昭和初年を舞台にしたほんわかとした世界観は統一されてました。
演出家の目配りがしっかりしていないと安っぽくチャチなものになりかねない時代ものを、若い役者たちが演じても違和感なく見せ切ったのはお見事でした。
明日は、助演賞、主演賞を発表します。
お楽しみに!