移住者と住民の相互理解…「風のふく島」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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深夜ドラマの中では期待通り、最も好感の持てる作品です。




同じような作品ばかりの深夜ドラマの中でテーマが異色の作品で福島県の各地を舞台に、移住者とその土地の住民たちとの関わりを、実在の人物をモデルに1話完結で見せていくというものです。




今回は、相馬馬追いが有名な南相馬市が舞台でした。




テレビ東京 金曜24時42分

「風のふく島」第1回


主演…佐藤大樹

脚本…熊本浩武

脚本、演出…池田千尋



今回の主人公は小さい頃から馬に親しみ馬術の日本代表にもなった中村(佐藤大樹)という青年。



一流企業の内定をもらうも、何だかつまらなそうだからと辞退してしまい、馬についてのことで起業しようと、馬が生活の身近にある南相馬市にやってきます。




中村はいかにも今どきの青年で、自分のやりたいことはすんなり受け入れてもらえると軽く考えているのですが、




1000年以上の歴史があり、神事として大事に継承され守られてきた相馬馬追いをビジネスに利用とする中村の考えは不謹慎だと一蹴されてしまいます。




協力的な鈴木という女性にまず敵のことをよく知るべきとアドバイスされ、中村は相馬馬追いに参加させてほしいと願い出ます。



保存会で一番うるさ型の牛来(オクイシュージ)に教えを乞いますが、実は牛来は鈴木の父親で、鈴木からのとりなしもあり、渋々教え始めます。




名乗りの口上からして、腹からしっかり声を出さなければならず、厳しい稽古に中村も食らいついていきます。




伝統を知るということから、中村は牛来ら地元の人々にも理解され、起業へと進められそうです。




中村は幼い頃の自分に胸を張れる生き方をしていけそうですね。

応援したい気持ちになりました。




1話の評価は…7