バカリズムが「素敵な選TAXI」の脚本を書いた時に、私めはその独特な作風を絶賛し、もっとどんどん連ドラを書いてほしいと要望しましたが、
タレント活動もありますし、おそらくオファーは沢山来ても、自分の書きたいものだけを書くというこだわりを貫いているように見受けます。
「ブラッシュアップライフ」は傑作でしたが、さてこちらはどうなりますか。
初回からバカリズム調全開でしたね。
日本テレビ 日曜22時30分
「ホットスポット」第1話
主演…市川実日子
脚本…バカリズム
演出…水野格
いきなり余談ですが、私めは富士山が大好きでして、富士山を見ると何だか嬉しくなるんです。
なので、富士山麓の湖畔のホテルを舞台にしたこのドラマは、富士山が頻繁に映像に映るのでそれだけで個人的にはワクワクしました。
あえて、予備知識をあまり詳しく持たずに初回を見ました。
…なので宇宙人がからむ話とは知ってましたが、まさかそれがヒロインの清美(市川実日子)が勤めるホテルの同僚の高橋(角田晃広)だとは…(笑)
今回は清美が車にひかれそうなところを高橋に救われ、それがきっかけで高橋が宇宙人とわかってから、もうおかしくておかしくて…(笑)
何せ、高橋って名前も普通なら、この宇宙人、見た目も何もさえないただのおじさんにしか見えないんです。
このはぐらかしがいかにもバカリズム脚本で、その話を幼なじみの葉月(鈴木杏)と美波(平岩紙)に話したら、会わせてよって流れになり、
ファミレスで高橋はホントに宇宙人なのかを吟味するシーンが最高におかしかっ
たです。
身体の特徴を聞かれたら背中が丸いと答え、ただの猫背では?と疑われたり、
アイスを食べたらキーンとなると答え、知覚過敏でしょ…とかわされたり、
話が何ともせこくて、それがまた角田晃広に似合ってて、また鈴木杏や平岩紙のごく自然体のツッコミが絶妙なんです。
高橋は地球人と宇宙人のハーフってのには吹き出しました。
「ブラッシュアップライフ」での安藤サクラと木南晴夏、夏帆のナチュラル会話
も良かったですが、
市川実日子とこの2人の会話もこのドラマの見せ場になりそうです。
このドラマ、この先、どうなっていくんですかね。
高橋だけでなく、他にも宇宙人なのに地球人のふりをしている人がいるんでしょうね。
支配人の田中直樹とか、滞在客の小日向文世とか怪しいですよね。
今後、池松壮亮、木南晴夏、菊地凛子らも出てくるらしいです。
とにかく毎回笑わせてもらえそうです。
1話の評価は…8