皮肉なことにこれまで連ドラの主人公になってきた教師や医師はブラックな働き方ゆえに志望者が減っているというのが今のご時世です。
このドラマもそんな今どきの医療の現場での研修医たちが描かれていて、こんな医師が増えていくのはイヤだなと、コメディ気分には浸れずに見た初回でした。
TBS 火曜22時
「まどか26歳、研修医やってます!」第1話
主演…芳根京子
脚本…前川洋一
演出…井村太一
基本的には研修医たちが指導医たちにしごかれ、失敗を繰り返しながら一人前の医師になっていくというのはこれまで通りなんですが、
とにかく、医師不足のためにやめてもらっては困るので、指導医は研修医をお客様扱いせざるをえないという現状を見せつけられるとちょっとゾッとしましたね。
実際、大病院で見聞きする若い研修医は見るからに心もとないので、ま~そうなんだろうとは思いつつも…。
主人公のまどか(芳根京子)は点滴の針もまともに入れられず、他の研修医たちも救急外来で血を見て失神したり、合コンで男探しに行ったり、手術見学中でも5時になったら帰ったりと、
呆れるというより医師の劣化をつきつけられているようで笑えませんでした。
怒るに怒れない指導医たち(木村多江、佐藤隆太、赤堀雅秋、鈴木伸之)が気の毒ですらありました。
どうも芳根京子の無駄遣いになる可能性がプンプンにおう作品です。
1話の評価は…6