いい話っぽくなっているが…「日本一の最低男」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回のパートナーと同性婚をしたい保育士(佐野玲於)と父親(岩松了)とのエピソード自体は悪くなかったんですが、




そのスタートが父親が商店街の会長で区議選挙に出るためには味方にしたい有力者だから近づきになりたいというところからなのが、どうも魚の小骨がノドに引っかかるみたいな感じで、どうも乗り切れないものがありました。




フジテレビ 木曜22時

「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」第2話


主演…香取慎吾

脚本…政池洋佑

演出…及川拓郎




衆院議員の黒岩(橋本じゅん)の秘書をしている幼なじみの真壁(安田顕)にアドバイスされて、町会長の二階堂に挨拶に行った一平(香取慎吾)は甥っ子の通う保育園の保育士である二階堂の息子の剣聖を家に顔出すように頼まれます。




一平は剣聖がパートナーの智也(中井大)と同性婚をしたいと考えていることを聞き、一計案じてテレビ局員時代の同僚がやっている夕方の情報番組のLGBTQ特集で取り上げてもらうように売り込み、自らカメラを回すことになります。




この一連の流れが安易というか、薄っぺらいというか、LGBTQというセンシティブな題材をわざわざ扱う割には、雑に扱っている感は否めませんでした。




またタイミングが悪いというか、フジテレビが中居正広問題でやり玉にあげられている時なので尚更なんですが、そんなことお構い無しに今どきのネタと言えばLGBTQでしょう…くらいの無神経さで扱っているのがちょっと嫌悪感をおぼえました。気にしすぎかもしれませんが。




智也が高校の時に正助(志尊淳)に告白し、気まずくなった過去とか、正助もからめようという意図が強く、偶然すぎてそこも気になりました。




二階堂が正助と同じように父子家庭で剣聖を育てたことで共感しあうだけで十分だし、息子が保育園で男の子に告白されたので多様性について教えてあげるというだけで良かったように思います。

話ができすぎていました。



カミングアウトしている智也と違い、職場にも家族にも明かしてなかった剣聖があっさり番組に出ることに応じたのも不思議でした。




二階堂が亡き妻が作っていたのを真似て作るウメジュースで話を良い方向に持っていってましたが、そこにも強引さを感じました。



う~ん、どうもこのドラマ、毎回こういった違和感がつきまといそうです。




2話の評価は…6