下心からのスタートは要らない…「日本一の最低男」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このタイトル、はっきり言って失敗でしたね。主人公の一平(香取慎吾)を最低男っぽくしたいために、毎回選挙に勝つための下心から一平に身近なことを利用して評判を得ようとさせるんですが、それって無くても成立するし、




崖っぷちになってる男が義理の弟と姪や甥と同居して、報道マンの時には直接向き合わなかった問題と向き合いながら成長していく…ってだけで良かったと私めは思います。




フジテレビ 木曜22時

「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」第3話



主演…香取慎吾

脚本…政池洋佑

演出…村上牧人




政池洋佑の脚本も悪くはないんですが、脚本に名を連ねている蛭田直美がいつ担当してくれるのか、それを待ってるんですがね。




このドラマ、出だしは選挙に向けて絡みでスタートするんで、なんだかな~なんですが、その後は悪くはないんですよね。普通にいい話に仕立てられているんです。




今回も姪のひまり(増田梨沙)が不登校になってしまう話で、何とか学校に行かせようとする正助(志尊淳)が、




ひまりとは血がつながっていないために、余計にちゃんとさせなきゃと気負ってしまう自分を、




学校なんて合わなければ行かなくてもよいと気づく一平に感化され、ひまりとも胸を開いて話せて、絆を深めるといういい話でした。




ひまりや、やはり不登校のPTA副会長(山口紗弥加)の息子との会話でも、一平っていい人なんだなと、(香取慎吾と子どもの相性の良さもありますが)明確にわかるので「最低男」感は全くありませんでした。




第3話でようやく志尊淳はナイーブな演技をしっかり出せたなと思いましたが、それを霞ませるほど、「放課後カルテ」でも好演した増田梨沙ちゃんが、繊細な演技をするのには感服しましたね。

将来が楽しみな子役さんです。




3話の評価は…7