話がどんどん進んでいく感じ、怪しい人物たちがその片鱗をのぞかせていく感じ、面白いですね。
TBS 金曜22時
「クジャクのダンス、誰が見た?」第3話
主演…広瀬すず
脚本…金沢知樹
演出…青山貴洋
何がホントなのか、いろいろわかってもまだ疑わしさが残るところが、よく出来ているなと感心します。
例えば、叔母の夏美(原日出子)に協力してもらい、神井(磯村勇斗)は心麦(広瀬すず)と夏美は血の繋がりがないDNA鑑定をつきつけてきます。
しかし、それっていくらでも捏造できますからね。サンプルが本人のでなければ…ですから。
夏美は春生(リリー・フランキー)の遺産を横取りしようとしてますし…。
心麦は自分が春生の娘と証明したくて、戸籍謄本を出してきます。
そこにはちゃんと春生の娘となっていました。
しかし、養女でもそうできる裏ワザがあるかもしれません。
春生からラーメン屋の染田(酒井敏也)に託された手紙は、野球選手のサイン偽造の前科がある染田が偽造したと自白しました。
しかし、それもホントにそうなんでしょうか?
染田が取り調べられている部屋の外の廊下を友哉(成田凌)が通りかかり、目が合ってから自白しましたからね。怪しいです。
成田凌の目が、すごかったですね。
あと、東賀山事件の生き残りの娘が心麦では?と思われましたが、産まれた年が1年違うともわかりました。
これも鵜呑みにしていいのか?
こうして明らかになったことがどれも疑わしく、重ねてまた阿南検事(瀧内公美)というクセ強キャラが登場。
この阿南とも染田とも繋がっているらしい青いカラビナの渋い声の男は何者なのか、気になります。
心麦に優しく接してくる赤沢刑事(藤本隆宏)の妻京子(西田尚美)も今回不気味なカットがありました。
とにかく松風(松山ケンイチ)以外は誰もかれもが怪しいんですね、このドラマ。
松風の同僚弁護士の波佐見(森崎ウィン)もうさんくさく見えてしまいます。
そのせいか、松風の心麦への優しさが更に際立ってきて、今回のちくわカレーとか心あたたまりましたね。
松山ケンイチならではです。
3話の評価は…8