でんでんって地味ながら連ドラに毎クール、レギュラーかゲストで必ず出ている印象ですね。
今回はそんなでんでん演じる灰江(赤楚衛二)とも親しい老人が、不思議な遺言をのこして亡くなるという話でした。
日本テレビ 土曜21時
「相続探偵」第3話
主演…赤楚衛二
脚本…西荻弓絵
演出…長沼誠
このドラマも「法廷のドラゴン」もそうですが、結局記事を書き続けるかどうかは脚本の良し悪しが大きいですね。
あと、あまり人間の負の感情を見るのは年齢を重ねてしんどくなってきたので、いい話をエピソードにしてくれる方が続けやすくなってます。
さて、香車さんは名前の通り将棋道具店の主で、灰江とは将棋とコーヒー仲間でした。
その香車さんが突然亡くなり遺産はマリー・アントワネットに遺贈するという不思議な遺言をのこします。
香車とは疎遠だった息子の金斗(和田聡宏)は遺言の真意を探ろうとしますが、金斗はそれを拒みます。
しかし、何が伝えたいことがあるんだろうと、香車が飼っていた愛猫をヒントに探っていきます。
今回はそこに朝永(矢本悠馬)の保護猫カフェの店長ソフィー(トラウデン直美)への恋(=失恋)もからませて描かれました。
マリー・アントワネット(シルビア・クラブ)とはまさかの人の名前でしたね。
香車は彼女と再婚したかったのに、息子の金斗に拒まれ断念したのです。
その後も香車は密かにマリーとはつながっていて、マリーが代表の動物保護センターやその娘のエリーの保護猫カフェに金銭的な援助をしていました。
更に疎遠になっていた金斗が事業を立ち上げる時も他人のふりをして資金援助をしていたこともわかります。
金斗にしてみれば親孝行したい時に親は無しでした。
マリーとも対面しましたし、遺言通りにすることに同意もしました。
勝手気ままに生きていそうに見えて、実は周りに尽くしていた香車の本心がわかるのはちょっと感動的でした。
相続探偵の面目躍如でもありましたね。
赤楚衛二のハマり役ですし、桜田ひよりや矢本悠馬とのチームワークも良くなってます。
3話の評価は…7