いや~やはりここで終わられても…です。
獣医師をめざしてこのヒロインにどんなことが起きるか、そちらも見たいのに…で終わってしまいました。
NHK 土曜21時
「リラの花咲くけものみち」最終回
主演…山田杏奈
脚本…水橋文美江
演出…谷口正晃
聡里(山田杏奈)を支えてくれていたチドリ(風吹ジュン)が亡くなってしまいました。
聡里は気丈に喪主をつとめます。
気が張っている間は泣けなくても、北海道に戻り、チドリからの手紙を読んだ時に涙が出て止まらないのはそうだよなと思いました。
私めも母が亡くなった時、葬儀の間は大丈夫でしたが、家内とカラオケに行き、「無縁坂」を歌ったら自分でも驚くくらいに泣けて泣けて仕方ありませんでした。
今回はもう最終回なので、一気に時は流れて4年生になった聡里は進路はどうするかという話になりました。
伴侶動物と呼ばれるペットを扱う獣医師になるつもりだった聡里ですが、大動物の実習につき、能見(甲本雅裕)と牛の出産に立ち会い、考えは変わり大動物の獣医師をめざすようです。
1年生の時より成長した聡里が頼もしくもありました。
能見にしろ先輩の静原(石橋静河)や加瀬(佐藤寛太)にしろ、久恒先生(山崎静代)にしろ、聡里はチドリがいなくなっても周りに恵まれてますよね。
恋人になりそうでならない残雪(萩原利久)も、薬剤師の道を選ぶことにした綾華(當真あみ)も聡里は人に恵まれたなと思います。
たった3話なのに、北海道のさまざまな季節を映像にしていてかなり長期に撮影したことがわかり、いかに丁寧にじっくり作ったかがわかりました。
NHKならではの贅沢な作り方です。
山田杏奈も良かったですが、聡里に寄り添う残雪を淡々と繊細に演じた萩原利久が光ってました。
最終回の評価は…8